アトリエシリーズ歴代主人公徹底紹介!25周年記念特別企画

ゲームネタ

 ガストから発売されている大人気ゲーム、通称「アトリエ」シリーズ2022年5月で25周年を迎えます。その25周年を記念して様々なプロジェクトが始動中、先日発表された『ソフィーのアトリエ2』の発売もその1つ。

 ところで、その25周年を迎えた「アトリエ」シリーズだが、今までどんな主人公たちが登場し、どんなストーリーだったのか、皆さんはご存じだろうか。
 「カワイイ女の子がたくさん出ている」のは知っているとか、「とりあえず錬金術がでてくるんでしょ?」とかなんとなーく漠然と知っていることはあるかと思うが、今日はその「アトリエ」シリーズの”歴代主人公”と”ざっくりストーリー”を徹底紹介します!

 多種多様な主人公とストーリーが織りなす「アトリエ」シリーズ。そのシリーズの全てをお見せする。

  1. マリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士〜(A1)
  2. エリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士2〜(A2)
  3. リリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士3〜(A3)
  4. ユーディーのアトリエ 〜グラムナートの錬金術士〜(A4)
  5. ヴィオラートのアトリエ 〜グラムナートの錬金術士2〜(A5)
  6. イリスのアトリエ エターナルマナ(A6)
  7. イリスのアトリエ エターナルマナ2(A7)
  8. イリスのアトリエ グランファンタズム(A8)
  9. マナケミア 〜学園の錬金術士たち〜(A9)
  10. マナケミア2 〜おちた学園と錬金術士たち〜(A10)
  11. ロロナのアトリエ 〜アーランドの錬金術士〜(A11)
  12. トトリのアトリエ 〜アーランドの錬金術士2〜(A12)
  13. メルルのアトリエ 〜アーランドの錬金術士3〜(A13)
  14. アーシャのアトリエ 〜黄昏の大地の錬金術士〜(A14)
  15. エスカ&ロジーのアトリエ 〜黄昏の空の錬金術士〜(A15)
  16. シャリーのアトリエ 〜黄昏の海の錬金術士〜(A16)
  17. ソフィーのアトリエ 〜不思議な本の錬金術士〜(A17)
  18. フィリスのアトリエ 〜不思議な旅の錬金術士〜(A18)
  19. リディー&スールのアトリエ 〜不思議な絵画の錬金術士〜(A19)
  20. ルルアのアトリエ 〜アーランドの錬金術士4〜(A20)
  21. ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜(A21)
  22. ライザのアトリエ2 〜失われた伝承と秘密の妖精〜(A22)
  23. ソフィーのアトリエ2 〜不思議な夢の錬金術士〜(A23)

マリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士〜(A1)

1997年5月23日発売/PS

マリー(マルローネ)19歳

特徴

 シグザール王国の片田舎にあるグランビル村出身。王都ザールブルグにある王立魔術学校(通称「アカデミー」)に通い、錬金術士を目指す女の子。明るく、底抜けにおおらかである一方、ガサツな上に細かい作業が苦手。学校での成績が振るわなく、アカデミーでは劣等生として知られている。また、爆弾を愛用しており数々の騒動を巻き起こしたためか、火の玉マリーや爆弾娘のあだ名で呼ばれる。

ストーリー

 アカデミーの成績が悪く、卒業が危ぶまれていたマリーは、アカデミーの先生・イングリドから「5年間錬金術の店を経営しながら勉強をし、何か一つ高レベルのアイテムを作成できれば、卒業を認める」という試練を課された。マリーは自分のために与えられたアトリエで店を経営しアカデミーの卒業を目指す。

 言わずと知れた初代主人公。全ての物語はここから始まった。ちなみにシリーズに登場する錬金術士の初歩的な攻撃手段が爆発物の投擲となった元凶

エリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士2〜(A2)

1998年12月17日発売/PS

エリー(エルフィール・トラウム)15歳

特徴

 素直で前向きな性格で几帳面かつ頑張り屋だが、そそっかしい部分もありよく物を壊す。料理は得意だが掃除は苦手。自分の事については嫌味や当てこすりを言われても、あまり気にしないなど、のんきかつおおらかだが、憧れの人であるマルローネのことを悪く言われてむきになるという面も持っている。
 かつて村で恐ろしい流行り病が発生し、エリーも病にかかったが、旅の錬金術士のマルローネに命を救われる。数年後、エリーは憧れのマルローネと同じ錬金術士になるため、そしてマルローネと再会するためにザールブルグを訪れる。

ストーリー

 『マリーのアトリエ』終了から1年後の話。マルローネと再会するためにザールブルグを訪れ、アカデミーの入学試験を受けたエリー。しかし、錬金術士の道は甘くなく、補欠合格で何とか入学出来たものの学生寮に入れず、自力で生活することを余儀なくされた。
 アカデミーの先生イングリドから「個人的に管理している空家(かつてマリーが使用していた工房跡)」を貸し与えられ、そこに工房を開き錬金術の仕事をしながら卒業を目指す

 マリーに憧れる錬金術士の女の子。「アトリエ」シリーズにはいくつかのテーマ分けがされており(「ザールブルグの~」や「グラムナートの~」など)同テーマの場合は、前作の主人公達が登場することもある。こういった楽しみ方が出来るのも「アトリエ」シリーズの良いところ。

リリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士3〜(A3)

2001年6月21日発売/PS2

リリー 17歳

特徴

 性格は明るく子供の面倒をみるのも上手だが、理性的で大人の落ち着きを備えている。街で評判になるほどの美人。しかし酒癖が悪く、深酒が過ぎると絡んで暴れる事がある。あまり裕福な家ではなかったため、せめて名前だけは女の子らしくと、父親により「百合(リリー)」と名付けられた。が、あいにくじゃじゃ馬に育ってしまった模様。
 基本的に「ハマりやすい」性格。遊び、勉強、趣味、恋愛などなど、何事においても熱しやすいタイプなのでそれがもとで失敗することも多々ある。

ストーリー

 『マリーのアトリエ』から数十年前の世界。ケントニスでの錬金術ブームで、その魅力に取りつかれたリリーは、若かりし頃のドルニエの弟子でイングリド、ヘルミーナの親代わりを務めつつ独学で錬金術を学ぶ。ケントニス・アカデミーは彼女の努力・才能を認め、東の王国へと行くよう勅命を出す。リリーはザールブルグに錬金術アカデミーを創設するため資金繰りに奔走する。
 余談だがイングリドは、マリー・エリーに登場したアカデミーの先生である。

 今作よりPS2から発売。過去作と言うこともあり、前作の登場人物の幼少期が描かれるのも見どころの1つ。ちなみに「リリーのアトリエ」はエンディング以外に、男性キャラクターとの「恋愛エンディング」があるのも特徴。

ユーディーのアトリエ 〜グラムナートの錬金術士〜(A4)

2002年6月27日発売/PS2

ユーディー(ユーディット・フォルトーネ)16歳

特徴

 性格はおっちょこちょいで、おてんば。からっとしているのでうじうじと悩んだりしない。好きか嫌いか、即決できる決断力を持っている。が、熟慮するということを忘れているので、変なことをしようと思っているわけではないのに結果的に周囲に波乱を呼ぶ結果になることが多い。
 数年前に魔法の薬屋を営んでいた親を亡くし、一人で店を切り盛りしている錬金術士。人好きのする明るく活発な性格ながらおっちょこちょいな所があり、行く先々で騒動を起こすことから「嵐の風雲児」と呼ばれる。

ストーリー

 ライフ村に住むユーディーは、客の依頼で時間を止めるアイテム「竜の砂時計」の調合を行っていた。その際、彼女の髪の毛が一本釜の中に入ってしまい、それが元で調合は失敗、200年後の未来へとタイムスリップしてしまう。
 途方に暮れるユーディーにヴィトスという青年が救いの手を差し伸べる。彼は住処となる宿屋を借り受け、錬金術による仕事も提供してくれたのだが、その正体はやり手の金貸しだった。多額の借金を背負い込んだユーディーは元の時代への帰還を果たすべく、出会った人々の協力を得ながら、「竜の砂時計」の調合に挑む。

 新しいテーマ「グラムナートの~錬金術士」第1作目。前作までの「アトリエ」シリーズは期限以内にクリアしないとゲームオーバーという仕様だったのだが、本作は制限時間の概念がなくなった初めての作品。今後も作品によって、時間制限有り無しがチラホラ混ざることになる(比較的新しい作品はほとんど制限無し)

ヴィオラートのアトリエ 〜グラムナートの錬金術士2〜(A5)

2003年6月26日発売/PS2

ヴィオ(ヴィオラート・プラターネ)15歳

特徴

 カロッテ村から都会への引越しを嫌い村おこしを買って出た少女。にんじんが大好物で、その度合いは愛情のレベルまで達しており、引越を嫌がる主な理由が都会には美味しいにんじんが少ないから。旅の錬金術士アイゼルに教わった錬金術を使い店の経営を始めるが錬金術士としてはまだまだ半人前。
 明るく活発な性格。また物怖じしない質で大抵の人とすぐに仲良くなれる。料理の腕は高く、口の悪い兄も認めている。考え事をする際ににんじんをかじる癖がある。

ストーリー

 経済低迷による過疎化に悩むカロッテ村。ここに住む少女・ヴィオラートの両親は、カロッテ村を見限り見知らぬ町に引っ越すことになったが、にんじんのない都会に引っ越したくないヴィオラートは両親ともめにもめた結果、「両親が引越先で落ち着くまでの3年間は村に残ってもいい、その間に店を持って立派に暮らしていけるようになっていればそのまま村に残ってもいい」という約束をする。
 ヴィオは、旅の錬金術士・アイゼルに教わった錬金術を使ってお店を開き、カロッテ村復興のための村おこしをするのであった。
 時代は『ユーディーのアトリエ』から約25年後で、ザールブルグシリーズで考えると『エリーのアトリエ』の7年後の話。

 にんじんが好きだから村おこしするっていう、バイタリティが頭のネジごとぶっ飛んでるなぁというのが正直な感想なのだが、ゲーム自体は集めたアイテムを並べてお店を開けるという、歴代の中でもかなり評価の高いシリーズのよう。

イリスのアトリエ エターナルマナ(A6)

2004年5月27日発売/PS2

クレイン・キースリンク 17歳

特徴

 本作の舞台エスビオール地方から遥か西方の辺境、グゼスタイン出身の錬金術士。錬金術士として有名だった祖母ダフネから直伝で錬金術の知識を叩き込まれている彼は、この世界にあふれているマナの力を感じ、対話することが出来る。
 あまり感情を表に出すタイプではなく、人付き合いも多くなかったが、天真爛漫なリイタと出会い、共に行動することで徐々に変わっていく。

リイタ・ブランシモン 16歳

特徴

 カボックの街で、魔物退治を生業とする職業「ガルガゼット」の一人として名前が知られ始めている少女。 常人離れした身体能力で周囲からも一目置かれている。明朗快活な性格で人には明るく振る舞い、にぎやかな場所にいることが多いが、時折とても寂しそうな顔をすることがある。
 ガルガゼットとして活動中に森で絶体絶命のピンチに陥っているクレインを助けたことで知り合う。そして錬金術士である彼に興味を持ったリイタはガルガゼットの仕事を彼に持ちかける。

ストーリー

 セラスト山の山頂にはかつて錬金術で栄えた天空都市アバンベリーが存在する。そこには古代の財宝が多く眠ると伝えられ、多くの人間が目指すも、誰も到達することができなかった。いつしかセラスト山の麓には街ができていた。
 錬金術士の少年クレインは旅の末、セラスト山の麓にあるカボックの街に辿り着く。クレインは少女リイタの勧めでガルガゼットとなり、カボックを拠点としてアバンベリーを目指す

 「イリスのアトリエ」3部作は、これまでの「アトリエ」シリーズとは一線を画しており、ストーリーと戦闘が主体のRPG色の強い作品となっているのが特徴。初めて男主人公が登場したのもこのシリーズから。

イリスのアトリエ エターナルマナ2(A7)

2005年5月26日発売/PS2

フェルト・ブランシモン 17歳

特徴

 剣を使う錬金術士。勉強はあまり好まないものの錬金術士としての才能は高い。幼い頃に両親を亡くし、ヴィーゼと共に孤児院で育てられた。年頃の男女であるにも拘らずヴィーゼと同棲している。冒険心に溢れ、故国のエデンに危機が溢れた際に、深蒼のアゾットを手にしながら憧れの世界ベルクハイデへと旅立つ。

ヴィーゼ・ブランシモン 17歳

特徴

 フェルトの幼馴染の少女。フェルトとは同い年だが、やや年齢より幼く見える外見であることを気にしている。フェルトと同じ錬金術士で、才能はフェルトに劣るものの努力家な性格でフェルトより先に正錬金術士の資格を得た
 ベルクハイデへと旅立つフェルトに対し、ヴィーゼはエデンに佇み錬金術を駆使したアイテムなどの制作に取り組み、陰からのサポートに務める。

ストーリー

 『エターナルマナ』より過去の話。人とマナとが平和に暮らす孤高世界エデン。錬金術を学びながら同居生活を営むフェルトとヴィーゼは、同じ孤児院で育った幼馴染み同士。しかしヴィーゼが正錬金術士として認められたその日、エデン全土が謎の地震に襲われ、各地のマナの聖地が土地ごと消失するという天変地異が起こる。
 フェルトは、意思を持つ剣「深蒼のアゾット」を携え、異変の原因を探るべく単身、異世界ベルクハイデへ、エデンに残ったヴィーゼは、フェルトと連絡を取りながら彼の冒険を補助する。

 本作は2人の主人公を交互に切り替えつつ物語を進めていく。フェルトが「冒険」ヴィーゼが「調合」を担当。なんか離れた場所でお互いがお互いを支え合うのって、エモいっすね。。。

イリスのアトリエ グランファンタズム(A8)

2006年6月29日発売/PS2

エッジ・ヴァンハイト 19歳

特徴

 異世界の探索を生業とするミストルースの一員。無口でぶっきらぼうな態度のため誤解されがちだが、根はやさしい。ギルドでのランクはまだ中の下だが、年に似合わぬ仕事ぶりは周りから高く評価されている。幼い頃に身寄りを亡くしてからは、イリス・フォルトナーの家に世話になっている。現在は工房で二人暮らし。

イリス・フォルトナー 16歳

特徴

 ミストルースの一員。黒いツインテールが特徴的で、へそや肩を露出した白い服を着用しているこの世界では珍しい錬金術士の家系に育つ。“どんな願いも叶う”魔道書「エルスクーラリオ」を追い求めていくうち、次第に過酷な運命へと足を踏み入れていく。

ストーリー

 湖上都市ゼー・メルーズにおいて、異世界の探索等を行う「ミストルース」として活動するエッジとイリス。ある時、昔からイリスが持っていた本が「いかなる願いも叶える事が出来る」と言われている伝説の魔道書「エルスクーラリオ」であることがわかる。2人は願いを叶える為に必要な8つの宝玉を集めることにする。

 シリーズの名を関した「イリス」がようやく主人公キャラとして登場(しかし前2作とストーリー上のつながりはない)「イリスのアトリエ」シリーズは、最近のシリーズと比較するとかなり異色な作りになっているので、最近のアトリエシリーズしか知らない人からすると、意外と驚かれるかもしれない。

マナケミア 〜学園の錬金術士たち〜(A9)

2007年6月21日発売/PS2

ヴェイン・アウレオルス 16歳

特徴

 猫の姿をしたマナ・サルファと常に行動を共にしている。過去の記憶を持たず、アルレビス学園にスカウトされるまではサルファと共に山奥でひっそりと暮らしてきた。気弱な性格もあり、人付き合いが苦手で世間の常識にも疎い。この性格が災いして周囲のトラブルに巻き込まれやすい。

フィロメール・アルトゥング 16歳

特徴

 通称「フィロ」。主人公のヴェイン・アウレオルスと最初に友達になる。人なつこく明るい性格だが、趣味や嗜好の面で少々変わったところがある。幼い頃に死の病を旅の錬金術士に救ってもらった経験があり、錬金術が大好き。しかし生成に独自のアレンジを加えるため、度々爆発を起こしている。一方で、不完全な治療による後遺症を抱えていて、独自の死生観を持つ。

ストーリー

 静かな森の奥の山小屋でひっそりと暮らしていた少年ヴェインと猫の姿をしたマナ・サルファ。ある日、彼らの前に教師のゼップルという人物が現れ、ヴェインを錬金術士の養成機関・アルレビス学園へとスカウトする。ヴェインはアトリエでの活動を通して知り合った友人たちと共に、錬金術士となるためのさまざまな授業や各種学校行事、自由時間に繰り広げられる仲間たちとの交友といった賑やかな学園生活を送る

 このシリーズから初めて題名に「アトリエ」が外れている(ただシリーズの雰囲気や調合システムは継承)ちなみにマナケミアと言う言葉は、錬金術士たちが使役する精霊的な存在として描かれる「マナ」と、英語で錬金術を意味するalchemy(アルケミー)の語源とされる古語Al-Khemia(アルケミア)を合成した造語。

マナケミア2 〜おちた学園と錬金術士たち〜(A10)

2008年5月29日発売/PS2

ロゼリュクス・マイツェン

特徴

  アルレビス学園の戦闘技術科に所属する男子で、愛称は「ロゼ」。お嬢様であるリリアーヌ・ヴェーレンドルフの従者。寡黙で愛想が悪いが面倒見はよい。その性格も災いしてか、よく周囲のトラブルに巻き込まれる。両親は既に他界していて家族は祖父のみで、幼い頃から祖父に鍛えられていたため剣の腕はかなりのもの。
  もう一人の主人公ウルリカのことは「馬鹿娘」と呼び、お互いに仲が悪い

ウルリカ・ミューベリ

特徴

  アルレビス学園に通う錬金術科の女の子。明るい性格だが頭を使うことは苦手。一面的な決め付けで、物事の善悪を判断して行動してしまうような短気な面があり、それが原因で、無用なトラブルをもたらしたりするが、たまに良い結果を生んだりもする。
 もう一人の主人公であるロゼのことを「嫌味男」、お嬢様のリリアのことを「高飛車女」と呼び、お互いに仲が悪い

ストーリー

 前作から十数年後。原因不明の現象により人間界におけるマナ(精霊)の個体数が大きく減少し、マナを使い魔として使役する錬金術においてはその影響を大きく受けていた。
 学園に入学してきたロゼとウルリカは、入学式当日、ウルリカが幼い頃から大事にしていた「マナの卵」を落とし、ロゼが転がってきた「卵」を踏みつけて転倒してしまったことから、2人は口論になってしまう。両者はそれぞれ部活動的な校内団体「アトリエ(錬金工房)」の異なる部室に所属し、それぞれの仲間たちと学園生活を送ることになる。
 男女2人の主人公のうち一方を選択して、卒業までの1年間の学園生活を送る。

 前作同様学園を舞台にしたストーリー。2人の主人公パートをクリアすることで、双方の主人公陣営が合流し、最終章へと進むことができる。しかしいま改めてみると、かなりパンチの効いた題名だよな…

ロロナのアトリエ 〜アーランドの錬金術士〜(A11)

2009年6月25日発売/PS3

ロロナ(ロロライナ・フリクセル)14歳

特徴

 新米錬金術士。幼い頃、流行り病に罹ってしまった両親(ライアンとロウナ)を錬金術士であるアストリッドに救ってもらったことを機に、彼女に弟子入りし住み込みで働くことになった。
ちょっとドジで天然な所もあるが明るく錬金術が大好き。師匠の無茶振りと錬金術の入門書を与えられたのみでどんどん成長していき錬金術士としての才能は確か。
 アトリエ存続をかけて、3年にわたって王国の出す課題を3か月に一度ずつクリアしていくことを科せられる。

ストーリー

 大陸の片隅にある小さな王国、アーランド。かつては人口も少なく他国との交流も無い貧しい国だったが、近くの遺跡から「機械」と呼ばれる文明が発見されてから国の様子は一変。街の誰もが裕福な暮らしを送る国になった。
 機械のおかげで全く繁盛しなくなった錬金術のアトリエに対し、国は「これから三年以内に、きちんと仕事ができることを証明できなければ、アトリエの営業許可を取り上げる」と通告。やる気のない店主はアトリエの全てを弟子のロロナに任せどこかに旅立ってしまう。ロロナは師匠に代わりアトリエを守ることになる。

 今作よりPS3からの発売となり、キャラクターも3Dモデリングに変わった。さらに発売当初はデフォルメキャラのモデリングだったが、「新・ロロナ」では等身大にブラッシュアップされた。ストーリーもアトリエの経営と錬金術士の成長という、過去作を彷彿とさせる作り。

トトリのアトリエ 〜アーランドの錬金術士2〜(A12)

2010年6月24日発売/PS3

トトリ(トトゥーリア・ヘルモルト)13歳

特徴

 アーランドの外れにある漁村・アランヤ村で、父、姉の3人で暮らす少女。母親は凄腕の冒険者だったが、数年前から行方不明になっており、自身も冒険者になって母親を探す旅に出たいと思っている。性格は元は内向的だったが、錬金術を始めてから徐々に自信を付けている。周囲の人から親しまれている。
 普段は大人しいが思った事をすぐ口に出す為、無自覚ながらも相手を傷つける事もしばしば

ストーリー

 前作『ロロナのアトリエ』の終了時から5年後の世界。錬金術士で冒険者の少女トトリは行方不明の母親の手掛かりを求めて冒険の旅に出る。冒険者となったトトリは故郷のアランヤ村と冒険者ギルドのあるアーランドの街を拠点にし、未開の地を探索したり、モンスターを討伐したりする。

 前作のデフォルメモデルから等身大モデルとなった本作。キャラクターデザインの「岸田メル」氏のデザインに忠実なモデルとなっている。岸田メル氏と言えば次回作「メルルのアトリエ」発売記念に公開された画像(通称:ドヤ顔ダブルソード)が有名であるが、見たことない人はぜひ。絵師さんってすごいんだな……

メルルのアトリエ 〜アーランドの錬金術士3〜(A13)

2011年6月23日発売/PS3

メルル(メルルリンス・レーデ・アールズ)15歳

特徴

 アールズ王国の姫でトトリの押し掛け弟子。性格は明るく前向きで、考えるより先に行動しがち。明朗快活でお転婆かつ調子に乗りやすいが、姫という立場の割には庶民的で常識のある性格。都会のアーランドに憧れているが、自国を豊かにしたいという気持ちもあり、錬金術で開拓事業に乗り出す。

ストーリー

 物語は前作『トトリのアトリエ』の一年後、アールズ王国の国王デジエの一人娘、メルル姫がアーランドからやってきた錬金術士のトトリに弟子入りするところから始まる。デジエ王は娘が錬金術士になることに反対し、王族の責務をはたせと迫るが、執事のルーフェスのとりなしにより条件付きで許容する。その条件は、3年以内に王国の人口を3万人以上とすることにより、錬金術の研究と王族の責務が両立することを証明するというものであった。

 前作に引き続き「アーランドの錬金術士」シリーズ3部作目。前作前々作の主人公も登場した。
 ちなみにこの「メルルのアトリエ」だが『CEROレーティング変更騒動』と言う事件があったのはご存じだろうか。発売当初はCEROレーティングA(全年齢対象)であったが、参考資料の提出漏れがあり、再審査の結果B(12歳以上対象)となった。
 どこが対象となったかは発表されてないが、キャラデザ担当者(岸田メル氏)はtwitter上で「ジーノのケツがまずかったのかな?」と発言していた(ジーノは露天風呂イベントスチルで臀部を披露していた)が、女性キャラのシーンもかなりきわどかった気はする……

アーシャのアトリエ 〜黄昏の大地の錬金術士〜(A14)

2012年6月28日発売/PS3

アーシャ(アーシャ・アルトゥール)17歳

特徴

 おっとりした性格で、調合に失敗しそうになっても慌てず朝食を食べ続けるなど少し抜けている。祖父から教わった方法で錬金術を使っているとは知らずに、薬を作りながら生計を立てて暮らしている。祖父が亡くなってからは妹・ニオとの二人暮らしだったが、そのニオも薬の材料を探しに出たまま行方不明になり、やりきれない思いを抱えたままだった。

ストーリー

 物語は錬金術で発展した文明が衰退し、人類が静かに滅びつつある黄昏の時代を舞台としている。アーシャは人里離れた古い一軒家で薬を作って生計を立てている薬士。ある日、ニオが失踪した遺跡へ墓参りに出かけたアーシャは、幻のようなニオの姿を目撃する。そこに居合わせた錬金術士を名乗る男性・キースグリフからニオがどこかで生きている可能性を示唆されたアーシャは、彼の言葉に従って錬金術という未知の領域へと足を踏み入れるのだった

 あらたに「黄昏」シリーズとして始まった今作。前作までのイベントシーンではモデリングの他に、キャラの立ち絵の差分が表示され感情表情していたが、本作以降は3Dのキャラがそのまま身振り手振りで感情表現をする演出に変更された。

エスカ&ロジーのアトリエ 〜黄昏の空の錬金術士〜(A15)

2013年6月27日発売/PS3

エスカ(エスカ・メーリエ)15歳

特徴

  辺境の小さな街に暮らす女の子。ピンク色の髪に緑色の瞳をしている。コルセイトのリンゴ園に住む少女。母ミリアから錬金術を学び、その技術を活かして支部の手伝いをしていたところ、正式に役人として採用される。現在では扱える者が数少ない錬金釜を利用した旧式の錬金術を扱うことができる。元気で明るいがやや天然気味な性格。甘いものが大好きで、旅先で甘いものを食べたいがために錬金術でお菓子を生成して支給班に複製してもらったほど。

ロジー(ロジックス・フィクサリオ)18歳

特徴

 元々は中央で錬金術の研究をしていたが、飛行船の研究の失敗からコルセイト支部の開発班へとやってきた少年。研究の失敗で飛行士の親友を大火傷させてしまったトラウマから、中央で就いていた役職については語りたがらず、どことなく影がある。少々世間知らずで真面目な性格

ストーリー

 未踏遺跡を調査する未開発地方特別調査局コルセイト支部の開発班に2人の新人役人、エスカとロジーが着任する。コルセイト支部開発班で相棒となった新人役人コンビは、コルセイト発展の原動力とも言える空に浮かぶ遺跡、通称「未踏遺跡」への到達を目指して、個性豊かな仲間たちとともに黄昏の空へと飛び立つ。

 久しぶりのダブル主人公作品。どちらを選んでもストーリー自体に変化はなく、各イベントに対する考え方や関わり方が異なる。
 2014年にはテレビアニメも放映され、両主人公は他シリーズ作品(黄昏以外のシリーズ)へのゲスト出演などもしている、クロスメディア展開の多い作品。

シャリーのアトリエ 〜黄昏の海の錬金術士〜(A16)

2014年7月17日発売/PS3

シャリ―(シャリステラ)16歳

特徴

 古代錬金術の遺物「船」を先祖代々守ってきた船の一族の長の娘。「水涸れ」によって存亡の危機にさらされている故郷・ルギオン村を救う方法を探すため、病に伏せっている族長に代わり、オアシスの街ステラードを目指す。
 真面目で礼儀正しい性格だが、村を出るのが初めてなこともあり、世間知らずな一面があり人付き合いはやや苦手。おっとりのんびりしているがしっかりもの。ただ恋愛に関しては鈍感。

シャリ―(シャルロッテ・エルミナス)18歳

特徴

 ステラードの下町にて小さなアトリエを営んでいるが、腕前はまだまだで組合からはゴミ拾い等の仕事しか与えてもらえず、貧しい生活を送っている。「いつかビッグになる」という夢を抱いているが、それが具体性のない目標であることも自覚しており、自分が本当にやりたいことが見つからないことに悩んでいる。
 表向きは明るく前向きでやや楽観的な性格を装っているが、実は自分に対する自信が持てず、常に客観的な評価を気にしているという面がある。

ストーリー

 物語は『アーシャ』『エスカ&ロジー』から引き続き、滅びを迎えつつある黄昏の世界が描かれている。海が干上がってできた砂海と豊かな水源を持つ街ステラードが舞台。錬金術を学ぶ同じ名前の二人の少女が親友となり、それぞれの故郷を脅かす水枯れの危機に対抗していく。

 前作に引き続き滅びを迎えつつある「黄昏の世界」を舞台にした、二人の「シャリ―」の物語。どちらかを選ぶことで、それぞれのストーリーが展開されていく。また、前作前々作の主人公たちもパーティーメンバーとして登場している。
 性格や出生も異なりまったく接点がなかった二人が「名前」と「錬金術」がキッカケで出会うというのも、「アトリエ」シリーズっぽくてエモいですね……

ソフィーのアトリエ 〜不思議な本の錬金術士〜(A17)

2015年11月19日発売/PS3

ソフィー(ソフィー・ノイエンミュラー)16歳

特徴

 祖母から受け継いだ錬金術のアトリエを一人で切り盛りしている。赤目赤髪のショートカットの少女。明るくほわっとした性格で周りを和ませるが、時間にルーズであるなど、ずぼらなところも多い。錬金術が大好きだが、腕前はいまいち。ただ人のために使うことに大きな喜びを感じている。錬金術に関しての好奇心や努力は人一倍だが、家事全般は基本的にせず、特に掃除は人に任せきり。

ストーリー

 キルヘン・ベルという小さな街に住むソフィー。彼女は今は亡き祖母から教わった「錬金術」を志していたが、独学では限界があり失敗続きだった。
 ある時、ソフィーは不思議な「しゃべる本」を発見する。プラフタと名乗るその本は、失われた錬金術を記した本だった。プラフタは記憶を失っており、失われた錬金術のレシピを書き込むことで、人間に戻ることができるという。ソフィーは失われた錬金術を再生させ、プラフタを人間に戻すことを決心する。

 新シリーズ「不思議シリーズ」の第1作。キャラクターデザインにNOCO氏とゆーげん氏二人が起用されたことでも有名。主人公の住む町近辺に住んでいたキャラはNOCO氏、外来のキャラはゆーげん氏とそれぞれキャラの出生に合わせて担当を分けている。
 余談だが、筆者は「ソフィーのアトリエ」のゲーム実況を定期配信している。「ソフィーのアトリエ」に興味がある人は、ぜひ遊びに来てくれ(ダイマ)

フィリスのアトリエ 〜不思議な旅の錬金術士〜(A18)

2016年11月2日発売/PS4

フィリス(フィリス・ミストルート)15歳

特徴

 地中の都エルトナで生まれ育った少女。地下にある扉に閉ざされた鉱山の町に暮らす少女。鉱石の埋もれている場所がわかるという特殊な能力を持ち、その力を活かして鉱石採掘の仕事をしている。これまで一度も町から出たことがないため、外の世界には夢にも似た強い憧れを抱いている。
 とあるきっかけで錬金術を知り、広大な世界を旅することになる。穏やかで大人しい性格の持ち主だが芯は強い

ストーリー

 アダレットの隣国、ラスティンという国にある岩石をくりぬいて作られた地中の街にフィリスという少女が住んでいた。フィリスはこの街から出たいと思っていたが、街の出入り口に設置された大きな鉄扉は少女には重すぎ、外に出ることは叶わなかった。
 ある日、二人の錬金術士(ソフィーとプラフタ)が「錬金術」の力でこの扉を開いたのだった。錬金術に興味を持ったフィリスはソフィーに弟子入りする。一年間で一人前の錬金術士になるという条件つきで、フィリスは街から出ることを許される

 「不思議シリーズ」第2作。前作の主人公ソフィーが錬金術士の師匠として再登場する。また以前のシリーズで主人公だった「エスカ」と「ロジー」もゲスト出演する(名前や見た目が一緒なだけで、特に関連性はない。またロジーは「ソフィーのアトリエ」の時点で出演している)
 ちなみに本作は「ガスト美少女祭り」という企画の対象タイトルで、オリジナルテーマやDLCが配布された。(なんだその祭りは)

リディー&スールのアトリエ 〜不思議な絵画の錬金術士〜(A19)

2017年12月21日発売/PS4

リディ―(リディー・マーレン)14歳

特徴

 売れないアトリエを営んでいる、スールの双子の姉。おっとりとしていて優しく、人当たりのよい性格だが、マイペースで少々天然なところも。ストレスを溜めやすく黒いオーラが出ると家族から恐怖の権化と恐れられている。
 妹のスール、父親のロジェと共に錬金術士を生業とし、家族皆で国一番のアトリエになりたいと思っている。読書好きで頭も良い。

スール(スール・マーレン)14歳

特徴

 売れないアトリエを営む、リディ―の双子の妹。明るくおてんばで、いたずら好きの小悪魔的な一面も。天才肌で物事が全体的に大ざっぱ。虫が苦手で、肩に止まっただけでも大騒ぎしてしまう。
 姉妹揃い、相手の心を抉る発言をする事もよく有るが、周囲からはとても大切な仲間と思われている。

ストーリー

 アダレット王国の首都メルヴェイユに建つ、一軒の小さなアトリエに住む駆け出しの双子の錬金術士、リディ―とスール。錬金術士の父を手伝いながら暮らす彼女たちには、「いつか、国いちばんのアトリエを営みたい」という夢があった。
 そんなある日、双子が見つけた一枚の絵。絵のなかには夢のように不思議な世界が広がり、見たこともない材料が山のように転がっていた。偶然めいた”不思議な絵”との出会いにより、双子たちの夢は一気に現実へと近づいていく。

 「不思議シリーズ」3作目。前作前々作の主人公も登場している。今回は初めての双子姉妹の錬金術士が主人公。前作のオープニングから4年の月日が経っている。主人公が二人いるシリーズ(エスカとロジーやシャリー)では恒例の、6名編成での戦闘となり、前衛と後衛に分かれて攻撃・補助を行う。
 まったく性格の異なる双子姉妹の息の合ったコンビネーションは必見。

ルルアのアトリエ 〜アーランドの錬金術士4〜(A20)

2019年3月20日発売/PS4

ルルア(エルメルリア・フリクセル)16歳

特徴

 考えるより先に身体が動き、どんなこともプラスに考える、元気いっぱいな性格。 今は、お母さんであるロロナとは離れた場所で、師匠ピアニャと共に暮らしている。 ロロナのような錬金術士になりたいと思い、師匠の下で努力しているようだが、ずば抜けた才能はもたない。しかしある日、そんな彼女に転機が訪れる。

ストーリー

 アーランド共和国の辺境にある街――アーキュリス。この街に暮らしているルルアは偶然街を訪れたピアニャに弟子入りし日々修行に励んでいる。彼女の夢は母である“ロロライナ・フリクセル”を超えるような錬金術士になること
 ある日ルルアは“アルケミリドル”という一冊の本を拾う。アルケミリドルはルルア以外の人には読めなかった。持ち前の好奇心と、夢への希望を胸にルルアはアルケミリドルを解読していくことに。彼女のそんな『思いつき』はやがてアーキュリス、ひいてはアーランドの『真実』を解き明かしていくことに繋がる。

 まさかの「アーランシリーズ」の4作目。しかも第1作の主人公「ロロナ」の娘が主人公という異例の作品。キャラクターデザインはおなじみ「岸田メル」氏が担当。ロロナの事を知っていると、あのロロナの娘!?お父さんは誰だ!?ステルクさんか!?といろいろ考えてしまったが、真相は…
 ちなみに「アルケリミドル」という言葉は、アルケミ(錬金術)リドル(謎かけ)から来ている。

ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜(A21)

2019年9月26日発売/PS4

ライザ(ライザリン・シュタウト)17歳

特徴

 ラーゼンボーデン村に住む少女。 変化を徹底的に嫌う気風な村の中で、このままつまらない人生を送ることに漠然と不安を感じ、 幼馴染のレントやタオと日々面白いことを求めてつるんでいる。奔放で男の子っぽいところもある性格で、正義感が強く、自分が正しいと思ったことは簡単には曲げない

ストーリー

 退屈な村の生活に不安を感じたライザは、一念発起して立ち入りが禁止されている「島の対岸」へ、はじめての探検に出かける。そこで出会ったのは、錬金術という不思議な力を使う一人の男。
 その力に魅せられたライザは、錬金術を教えてほしいと頼み込み、彼に弟子入りすることに。錬金術の力によって、これまで訪れたことのない場所へ行けるようになったライザたちは、退屈な日々からそれぞれの夢に向かって1歩ずつ踏み出していきく。

 新シリーズ「不思議シリーズ」第1作目。ライザはそのキャラデザで非常に話題となり、その豊満で肉感的な立ち姿に各方面から注目された。「平凡で特徴がない少女」という肩書きが触れ込みの彼女だが、「その体形で平凡は無理がある」「お前のような錬金術士がいるか」とツッコミを受けた。
 その話題性もあってか、世界累計出荷本数50万本を突破し、アトリエシリーズの最高記録を達成した。太ももは世界を救う

ライザのアトリエ2 〜失われた伝承と秘密の妖精〜(A22)

2020年12月3日発売/PS4

ライザ(ライザリン・シュタウト)20歳

特徴

 明るさと勢いが取り柄の、平凡な女の子。3年前の大冒険の後、ひとりクーケン島に残った。今では島の子供たちの教師のような存在でもあり以前のような破天荒ぶりは鳴りをひそめているよう。錬金術は独学で学び続けているものの、最近は行き詰まり気味。

ストーリー

 前作から3年後。それぞれの道を歩んでいたライザだったが、ある日幼馴染のタオからの錬金術が関係する遺跡を発見した旨の手紙、さらに、ボオスの父親であるモリッツからの正体不明の物体の調査依頼を受けたことで、島を出て王都アスラ・アム・バートへ向かう。かつての仲間たちが再会し新たな出会いと別れを通じて、また一つ自分にとって“大切な何か”を見つける

 タイトルに「2」が付き、さらに主人公が続投はシリーズ初のケースとなる。前作から3年後の世界。いろんな意味で成長を遂げたライザの冒険譚を描く。街並みやフィールドのグラフィックが綺麗になっているほか、フィールドアクションに関しても「蔦を掴んで崖を登る」や「泳ぐ」と言った多彩になった。
 余談だが、見た目ばかり注目されがちな「ライザ」だが、実は最初から錬金術が使えたわけではなく、物語の途中で「錬金術」を教えてもらいその能力を開花していった。そのため、他の主人公に比べ1から短期間で「錬金術」を覚えたという意味では、かなり天才の資質があるといっていいのだ。

ソフィーのアトリエ2 〜不思議な夢の錬金術士〜(A23)

2022年2月24日発売/PS4

ソフィー(ソフィー・ノイエンミュラー)

特徴

 亡き祖母と同じ公認錬金術士を目指し、故郷を離れて旅をしながら日々奮闘中。
明るくほわっとした性格だが、真面目な努力家。細かいことが苦手だったり、自分一人で問題を抱えがちなところも。
 ずぼら傾向は加速気味で、アトリエはしばしば凄惨たる状況に…

ストーリー

 ????

 「アトリエシリーズ」25周年記念として発売された本作。前作の「ライザ」同様、「ソフィー」が主人公を続投している。前作で登場した「プラフタ」も登場しているが、姿形が異なるため、どういった関係なのかは今の所不明。
 前作の発売からかなり年数が経っていることもあり、グラフィックが大幅に向上。また戦闘に関しても、シンボルエンカウントに触れたらそのままシームレスに戦闘に移行するなど、技術の進歩も伺える。
 


 以上全23作の主人公とそのストーリーを紹介した。これ以外にも、DS専用のシリーズや「不思議シリーズ」までの全作品のキャラクターが集合する「ネルケと伝説の錬金術士たち」といった作品もあるが、ここでは割愛する。

 こうやって見ると、「女主人公ばかりだと思ってたけど、意外と男主人公多いんだな」とか「物語の目的って結構バラバラなんだな」とか「ぶっ飛んだ主人公多いな」とかいろいろ思うことはあると思うが、いずれにしても個性豊かなシリーズであることは間違いない。この中で気になる作品もあったのではないだろうか。もしよかったらコメントで好きな作品や気になっている作品を書いていってほしい。

 これから「アトリエ25周年」イベントの情報もどんどん更新されていることだろう。今後の「アトリエシリーズ」の動向にも注目していきたい。

「アトリエ」シリーズ25周年記念サイト
25周年企画が続々登場!「アトリエ」シリーズ25周年記念サイト

コメント

タイトルとURLをコピーしました