【遊戯王OCG】「白き森アザミナ」のデッキレシピ及び展開を解説

遊戯王OCG

2024年10月26日発売の新パック「SUPREME DARKNESS(スプリーム・ダークネス)」に「白き森」と「アザミナ」の新規カードの収録される。共に「罪宝」に関するストーリーテーマであり、「黒魔女ディアベルスター」や「原罪のディアベルゼ」に纏わる内容となっている。「白き森」が過去の話、「アザミナ」が現在の話と、ストーリー上の関連性はあるものの、OCGにおいてはそれぞれ「シンクロ」と「融合」と召喚スタイルが異なるため、双方のテーマにはそれほど親和性がなく、せいぜい「白き森」デッキに「アザミナ」が出張採用される程度でしかなかった。

しかし、今回の新パックによって「白き森」「アザミナ」それぞれに関連するカードが登場したことで、本格的に「白き森アザミナ」デッキを組むことが出来るようになった。そこで今回は「白き森アザミナ」デッキのデッキレシピや、各カードの採用理由、基本的な展開ルートについて紹介していこうと思う。今後デッキを組む人の参考になれば幸いだ。

他記事で各種新規カードをまとめているので、そちらも参考にしてもらいたい。

 

デッキレシピ

「白き森」は魔法・罠カードをコストに効果を発動するカードが多いため、多めに採用する必要があるが、一方で「白き森」魔法カードは、魔法使い族や幻想魔族がいないと発動できないケースが多いため、モンスターカードと魔法・罠のバランスをよく考えてデッキを組む必要がある。

手札誘発に関しては最低限の枚数を構成。各種「指名者」カードや「無限泡影」は最悪「白き森」モンスターの効果のコストに使え、先行で腐りがちな「マルチャミー・フワロス」は「罪宝の欺き」のコストに使ってしまうといいだろう。「霊王の波動」含む「ドミナス」カードに関しては、デッキのモンスターカードが光・闇属性の混合となっているため、不採用としている。

EXデッキに関しては、「フォーミュラ・シンクロン」や「I:Pマスカレーナ」などは必須カードではないため、他カードに入れ替えてもいいだろう。

 

新規「白き森」「アザミナ」カード

今回のデッキに採用した「白き森」「アザミナ」の新規カードを紹介する。どれもデッキ全体の安定性と制圧力の向上の一助を担っている。

白き森の聖徒リゼット

レベル2 光属性
幻想魔族/効果 ATK/ 0 DEF/ 0
このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札のこのカードを相手に見せて発動できる。手札から「白き森」モンスターか「アザミナ」モンスター1体を特殊召喚する。
②:自分メインフェイズに発動できる。自分の手札・フィールドのモンスターを融合素材とし、「アザミナ」融合モンスター1体を融合召喚する。
③:このカードがS素材として墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「罪宝」カード1枚を手札に加える。

「白き森」「アザミナ」両方のテーマ名に属するカードで、今回の「白き森アザミナ」デッキの中核を担うカードとなっている。

まず召喚権を使わずに自身を特殊召喚する効果が非常に優秀で、初動で他の「白き森」モンスターの効果に誘発を打たれたとしても、このカードを特殊召喚出来る。更に、「白き森」非チューナーであれば「告死聖徒ルシエラーゴ」の融合召喚、「白き森」チューナーであれば「白き森の魔性ルシエラ」のシンクロ召喚が行えるため、どちらを特殊召喚しても、「告死聖徒ルシエラーゴ」であれば「罪宝」または「アザミナ」カード、「白き森の魔性ルシエラ」であれば「白き森」または「魔法使い・光属性」のサーチすることで、さらに展開や妨害を構える事が可能だ。

ただこのカードだけでは特に仕事が出来るわけではないので、現状はピン刺しでも問題ないだろう。召喚権を使わずにレベル2モンスターを特殊召喚する効果は優秀なため、他デッキへの出張採用も検討可能だ。

 

聖アザミナ

レベル10 闇属性
幻想魔族/融合/効果 ATK/ 0 DEF/4000
レベル6以上の融合モンスター+レベル6以上のSモンスター
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、このカード及び相手のフィールド・墓地・除外状態のカードを相手は効果の対象にできず、自分が受ける戦闘ダメージは代わりに相手が受ける。
②:このカードが融合召喚した自分・相手ターンに発動できる。デッキ・EXデッキからレベル9以下の「アザミナ」モンスター1体を特殊召喚する。

新たに登場した「アザミナ」融合モンスター。そのイラストは非常に禍々しく「聖なる薊花」が開花した姿のようにも見える。「アザミナ」の中でも重要な存在なのかもしれない。

このデッキで聖アザミナを融合召喚する方法は複数用意されている。まずは「聖なる薊花」を使っての融合召喚だ。ただ素材として「罪宝」カードが2枚必要になるため、かなり重い。そこで白き森の聖徒リゼット」や「白き森の罪宝」を使っての融合召喚を行いたい。このデッキはフィールドに「白き森」シンクロモンスターと「アザミナ」融合モンスターを並べることはそれほど難しくないため、これらのカードでの融合召喚は狙いやすい。一度融合召喚してしまえば、「アザミナ」融合モンスターを特殊召喚出来るため、さらに妨害を構える事が出来る。

もう一つの効果として、自身及び相手のカードを相手は効果の対象に出来なくなる効果が非常に強力だ。自身の効果耐性はもちろんのこと、相手のテーマがカードを対象にとって展開をするデッキだった場合、機能不全に陥ってしまう。特に墓地からの蘇生は対象に取る効果が多いため、墓地蘇生を多用するデッキのメタカードとして機能できる。

さらに自分のダメージを相手に反射する効果も奇襲性が高く。例えば相手に高攻撃力のモンスターが存在する時、攻撃力0聖アザミナや「白き森のアステーリャ」で攻撃を仕掛けるだけで、一気に相手のライフを0にするといったことも狙える。

無効や破壊など汎用的な効果ではないものの、相手の効果対象の無効化や反射ダメージなど、トリッキーな動きを相手に強要するため、相手のプレイングを混乱させることが可能だ。「白き森アザミナ」デッキであれば、聖アザミナをフィールドに出すのはそれほど難しくないため、積極的に狙って行こう。

 

白き森の罪宝

速攻魔法
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに悪魔族・幻想魔族・魔法使い族モンスターのいずれかが存在する場合、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●手札から悪魔族・幻想魔族・魔法使い族モンスター1体を特殊召喚する。
●自分の手札・フィールドのモンスターを融合素材とし、融合モンスター1体を融合召喚する。
②:このカードがモンスターの効果を発動するために墓地へ送られた場合に発動できる。このカードを自分フィールドにセットする。

「白き森」と「罪宝」両テーマに属する速攻魔法であり、各種カードのサーチカードに対応している点は非常に優秀。「白き森」モンスター効果のコストに使えば再セット可能であり、「アザミナ」カードの素材として使う事も可能だ。似たようなカードで「罪宝の囁き」があるが、「白き森」のサーチに対応している点で扱い使いやすい。

効果の1つは手札から悪魔族・幻想魔族・魔法使い族を特殊召喚する効果。自身を特殊召喚する効果を持っていない「白き森のアステーリャ」や白き森のシルヴィを特殊召喚すれば、貫通札として機能できる。

もう1つの効果が手札・フィールドのカードで融合召喚する効果。効果自体は通常の「融合」カードとかわらないが、速攻魔法のため相手ターンに融合を行える。また、融合先に指定が無いため、素材さえ揃えば様々な融合モンスターを融合召喚出来る。このデッキでは「ガーディアン・キマイラ」を採用しているため、妨害とドロー効果が期待できる。

注意点としてはいずれの効果もフィールドに悪魔族・幻想魔族・魔法使い族が必要な点と、このカード単独では初動にならない点。とは言え両テーマのコストや素材に使えるため、何かと使い勝手が良く3枚採用としている。

 

採用カードについて

上記の新規カード以外で採用しているカードについて解説していこうと思う。

まず前提として覚えておきたいことは「白き森」「アザミナ」は2枚初動という事だ。今回白き森の聖徒リゼット」が登場した事で、遂に1枚初動が実装されたが、それでも最終的な制圧盤面を考えると、各種対応する2枚のカードを引き込んでおくに越したことはない。「白き森」であれば対象のモンスターと魔法・罠カード、「アザミナ」であれば「罪宝」カードがそれぞれ必須であるため、カードが偏らないようにデッキのバランスは慎重に考える必要がある。汎用的な誘発カードや、コンボ重視のカードを多めに採用してしまうと思わぬ手札事故に繋がる。

 

「白き森」カード

白き森のシルヴィ」は「白き森」テーマで唯一の1枚初動となるため3枚採用とした。初手このカードが手札に来ていれば、召喚時のサーチ効果で「白き森のいいつたえ」を手札に加え展開を行う事が出来る。今までは自身で特殊召喚可能な「白き森のリゼット」と魔法・罠カードがもう1枚必要であったが、白き森の聖徒リゼットが登場したおかげで、魔法・罠カード無しでも展開を行えるようになった。

 

白き森のアステーリャ」は「白き森」チューナーをリクルートする効果を持っており、展開力に長けているため3枚採用としている。コストとして魔法・罠カードが必要であるが、「白き森」魔法・罠カードが無い場合は、「無限泡影」などの汎用カードで代用しよう。「白き森の妖魔ディアベル」がシンクロ召喚出来れば、コストで使った魔法・罠カードを回収する事も出来る。

 

白き森のリゼット」の採用枚数に関しては現状2枚と置いているが、ここの枚数がこのデッキの重要ポイントとしている。白き森のリゼット」単独では機能しない点と、手札からの特殊召喚効果でないとサーチ効果が使えないため、積み過ぎてしまうと手札事故の要因になり兼ねないが、1つ注意してもらいたいのが「白き森」から「アザミナ」へはアクセスできるが、「アザミナ」から「白き森」へはアクセスできない点だ。「白き森」モンスターを出すためには何かしらの「白き森」モンスターが必須になるため、その場合「白き森のリゼット」を何枚採用するかが非常に重要になり、魔法・罠カードとのバランスを考える必要がある。

 

魔法・罠カードに関しては「白き森のいいつたえ」がサーチカードとして優秀なため3枚採用。「白き森のわざわいなり」は「白き森」モンスターのリクルート及び、相手ターン妨害の要となるカードであるため1枚採用。その他の「白き森」魔法・罠カードは効果は強力であるものの、発動条件がややハードル高めであるため不採用としている。

 

「アザミナ」「罪宝」カード

アザミナ」テーマでなくてはならない「罪宝の欺き」は3枚必須。「アザミナ」カードのサーチ効果と、自身も「罪宝」かーどであるため素材に使える点が非常に優秀。サーチ効果にはモンスターカードがコストで必要であるため、墓地蘇生しやすい「白き森のアステーリャ」やフィールドの使い終わったモンスター、先行時では「マルチャミー・フワロス」を使うと良い。エンドフェイズに再セットする効果も強力であり、一度「アザミナ」カードをサーチした後は、「アザミナ」モンスターの融合召喚の素材に使えば無駄もなくなる。バーン効果やライフ効果も忘れがちだが優秀。

 

「アザミナ」カードは「聖なる薊花」のみの1枚採用とした。「聖なる薊花」の発動効果にターン1が無いのと、自身の効果でサルベージする効果を持っているため、1枚でも十分と考えている。相手ターンに融合召喚可能な「アザミナ・オフェイレーテス」や「アザミナ・ハマルティア」もあるが、白き森の罪宝聖アザミナによって相手ターン融合も容易になったため、不採用とした。

 

「アザミナ」融合モンスターは各カード1枚ずつ採用。「殺戮聖徒レジーナ」の墓地蘇生効果や「聖なる薊花」の「アザミナ」モンスターをデッキに戻す効果など、1枚で使いまわすことが可能なためだ。

新カードの「アザミナ・アーフェス」はフィールド・墓地の悪魔族・幻想魔族・魔法使い族の融合・シンクロモンスターの数までバウンスする効果を持っているため非常に強力であり、それなりの展開が出来れば3~4枚ほどはバウンス出来るだろう。「白き森」カードとしても扱うためサーチもしやすく採用の余地はあるのだが、少し効果が過剰な点と、「罪宝」ではないため「アザミナ」の素材にならない点から不採用としている。

一方で「目醒める罪宝」は「アザミナ」の融合素材になるため使いやすいが、相手フィールドにモンスターが3体以上いないと発動的ない点で状況を選ぶためこちらも不採用としている。使いやすさの点と同じく再セット効果を持っている点で「微睡の罪宝-モーリアン」を採用している。

  

原罪のディアベルゼ

レベル7 光属性
幻想魔族/効果 ATK/2500 DEF/2000
このカード名の、①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分か相手の墓地に「罪宝」カードが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手はセットされていない魔法・罠カードを発動できない。
③:このカードがモンスターゾーンに存在する状態で、フィールドに魔法・罠カードがセットされた場合、自分及び相手フィールドのカードを1枚ずつ対象として発動できる。そのカードを破壊する。

最初言っておくと、趣味です。

原罪のディアベルゼ」は「罪宝」カードがある時手札から特殊召喚する効果、セットしないと魔法・罠を発動出来ない効果、セットされた時自分・相手それぞれのカードを破壊する効果を持つ。速攻魔法潰しや「無限泡影」の手札発動が出来なくなったり、さらにセット時にカードを破壊するなど、効果自体は中々に強力なのだが、如何せんこのデッキでは素引き以外で手札に加える方法が無い。なので基本的には上振れ札であり、デッキの安定性を上げるためには他のカードを採用した方が賢明だ。

そこまでしてこのカードを入れる理由は「拘り」以外の何物でもない。「白き森」から始まり「罪宝」「アザミナ」と続く黒魔女ディアベルスター」の物語において「原罪のディアベルゼ」の存在は無くてはならないのだ。フィールドにこの二人を並べてみたくないか?

とは言え手札に来てしまえは特殊召喚は容易であり、「廻る罪宝」があれば呼び込みやすく、「原罪のディアベルゼ」のセット破壊効果を、墓地効果でエスケープする使い方も可能のため、積極的に使いたい場合は「廻る罪宝」を使おう。現状は「白き森」や「アザミナ」とそこまで親和性の高いカードではないが、今後新規カードによってサーチがしやすくなったり、「原罪のディアベルゼ」の効果を活かしやすくなるかもしれないため、引き続きデッキに採用していこうと思う。

 

ドロドロゴン

レベル6 闇属性
ドラゴン族/シンクロ/効果 ATK/ 500 DEF/2200
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードは、融合モンスターカードにカード名が記された融合素材モンスター1体の代わりにできる。その際、他の融合素材モンスターは正規のものでなければならない。②:このカードがS召喚されている場合、自分メインフェイズに発動できる。融合モンスターカードによって決められた、このカードを含む融合素材モンスターを自分フィールドから墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。

名誉融合シンクロモンスター。このモンスター自分フィールドのモンスターを素材に融合召喚することが出来、さらに自身を融合の代理素材にする効果を持っている。レベル6であり素材に制限もないため「白き森」+「白き森」チューナーからシンクロ召喚が可能だ。

このモンスターの効果で融合召喚するのが「アザミナ」融合モンスターとなる。特に素材が重いレベル8以上の融合モンスターを指定したいため「聖アザミナ」が筆頭候補となる。フィールドに「白き森」シンクロモンスターまたは「アザミナ」融合モンスターがいれば融合召喚が可能となるため、比較的狙いやすい。白き森の罪宝でも融合召喚が出来るが、あちらをコストに使う事でより効率よく展開が可能だ。

現状は「聖アザミナ」を融合召喚するケースがほとんどだろうが、融合先に指定は無いため他カードでも使えないか今後も調査を継続していくつもりだ。

 

展開について

「白き森アザミナ」デッキの展開ルートについて「1枚初動」と「白き森2枚初動」をそれぞれ紹介する。

 

展開ルート①:シルヴィ1枚展開

白き森の聖徒リゼット」が登場したことで、白き森のシルヴィ1枚初動が可能となった。「白き森」から「アザミナ」にアクセスする事で、最低限の妨害を構えることが出来る。

初動:「白き森のシルヴィ

・「白き森のシルヴィ」を通常召喚。①の効果で「白き森のいいつたえ」をサーチ
・「白き森のいいつたえ」を発動し「白き森の聖徒リゼット」をサーチ
・「白き森の聖徒リゼット」の①の効果で自身を特殊召喚
・「白き森のシルヴィ」と「白き森の聖徒リゼット」で「白き森の魔性ルシエラ」をシンクロ召喚
・シンクロ素材となった「白き森の聖徒リゼット」の③の効果で「罪宝の欺き」をサーチ(魔法・罠カードが手札にあれば「白き森の魔性ルシエラ」の①の効果で「白き森」カードまたは魔法使い族・光属性モンスターをサーチ可能)
・「罪宝の欺き」を発動。①の効果でフィールドの「白き森の魔性ルシエラ」をリリースして「聖なる薊花」をサーチ
・「聖なる薊花」を発動。①の効果で「罪宝の欺き」を墓地に送り「告死聖徒ルシエラーゴ」を融合召喚
・「告死聖徒ルシエラーゴ」の①の効果で「微睡の罪宝-モーリアン」をサーチ
・墓地の「白き森のシルヴィ」の②の効果で墓地の「白き森の魔性ルシエラ」をデッキに戻し自身を蘇生
・「告死聖徒ルシエラーゴ」と「白き森のシルヴィ」で「フルール・ド・バロネス」をシンクロ召喚
・「聖なる薊花」の②の効果で墓地の「告死聖徒ルシエラーゴ」をデッキに戻してサルベージ
・「聖なる薊花」を発動。①の効果で「微睡の罪宝-モーリアン」を墓地に送り「背信聖徒シルヴィア」を融合召喚
・墓地の「微睡の罪宝-モーリアン」の②の効果で再セット
・エンドフェイズに墓地の「罪宝の欺き」の③の効果でフィールドにセット

妨害数

・「背信聖徒シルヴィア」の万能無効
・「フルール・ド・バロネスの万能無効
・「微睡の罪宝-モーリアン」の裏側表示効果

 

展開ルート②:アステーリャ+魔法・罠 計2枚展開

「白き森」で展開力の高い白き森のアステーリャにコスト用の魔法・罠カードを1枚使って展開を行う。コストにするカードは「白き森」カードが良いが、無い場合は汎用魔法・罠カードを使うといい。ただ、汎用カードは「無限泡影」や「墓穴の指名者」など有用なカードが多い為、「白き森の妖魔ディアベル」のサルベージ効果で回収しておきたい。

初動:「白き森のアステーリャ」+魔法・罠カード1枚

・「白き森のアステーリャ」通常召喚。①の効果で手札の魔法・罠カードを墓地に送り、「白き森のシルヴィ」をリクルート
・「白き森のシルヴィ」の①の効果で「白き森の罪宝」をサーチ
・「白き森のアステーリャ」と「白き森のシルヴィ」で「白き森の魔性ルシエラ」をシンクロ召喚
・「白き森の魔性ルシエラ」の①の効果で手札の「白き森の罪宝」を墓地に送り「白き森のリゼット」をサーチ
・墓地に送られた「白き森の罪宝」の②の効果でフィールドにセット
・「白き森のアステーリャ」の②の効果で特殊召喚
・「白き森のリゼット」の①の効果でフィールドの「白き森の罪宝」を墓地に送り自身を特殊召喚。さらに「白き森の聖徒リゼット」をサーチ。
・「白き森の聖徒リゼット」の①の効果で自身を特殊召喚
・「白き森の魔性ルシエラ」と「白き森の聖徒リゼット」で「白き森の妖魔ディアベル」をシンクロ召喚
・「白き森の妖魔ディアベル」の①の効果で最初に墓地へ送った魔法・罠カードをサルベージ
・シンクロ素材となった「白き森の聖徒リゼット」の③の効果で「罪宝の欺き」をサーチ
・「罪宝の欺き」を発動。①の効果でフィールドの「白き森のリゼット」をリリースして「聖なる薊花」をサーチ
・「聖なる薊花」を発動。①の効果で「罪宝の欺き」を墓地に送り「告死聖徒ルシエラーゴ」を融合召喚
・「告死聖徒ルシエラーゴ」の①の効果で「“罪宝狩りの悪魔”」をサーチ
・「聖なる薊花」の②の効果で墓地の「白き森の聖徒リゼット」をデッキに戻してサルベージ
・「聖なる薊花」の①の効果を発動しそれにチェーンして「“罪宝狩りの悪魔”」を発動。「黒魔女ディアベルスター」をサーチしつつ、「“罪宝狩りの悪魔”」を墓地に送り「背信聖徒シルヴィア」を融合召喚
・墓地の「“罪宝狩りの悪魔”」の②の効果で「白き森の罪宝」をデッキに戻して1枚ドロー
・「黒魔女ディアベルスター」の①の効果で手札を1枚墓地へ送り自身を特殊召喚
・「黒魔女ディアベルスター」の②の効果で「微睡の罪宝-モーリアン」をセット
・「背信聖徒シルヴィア」と「黒魔女ディアベルスター」で「I:Pマスカレーナ」をリンク召喚
・墓地の「白き森のシルヴィ」の②の効果で墓地の「白き森の魔性ルシエラ」をデッキに戻し自身を蘇生
・「白き森のシルヴィ」と「白き森のアステーリャ」で「ドロドロゴン」をシンクロ召喚
・「ドロドロゴン」の②の効果で「ドロドロゴン」と「告死聖徒ルシエラーゴ」を墓地へ送り「聖アザミナ」を融合召喚
・「聖アザミナ」の②の効果で「殺戮聖徒レジーナ」を特殊召喚
・「殺戮聖徒レジーナ」の①の効果で墓地の「背信聖徒シルヴィア」を蘇生
・エンドフェイズに墓地の「罪宝の欺き」の③の効果でフィールドにセット

 

相手ターン

・「微睡の罪宝-モーリアン」を発動し相手モンスターを裏側表示に。
・「罪宝」カードが発動した時「殺戮聖徒レジーナ」の②の効果が発動し、フィールドのカード2枚まで破壊
・「微睡の罪宝-モーリアン」の②の効果でフィールドにセット
・相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した時、「白き森の妖魔ディアベル」の②の効果で「微睡の罪宝-モーリアン」を墓地に送って「白き森の魔狼シルウィア」をシンクロ召喚。相手モンスターを裏側表示にする
・「微睡の罪宝-モーリアン」が墓地に送られたことで、「白き森のアステーリャ」を蘇生
・相手ターンにシンクロチューナーが特殊召喚されたことで、「白き森のリゼット」の②の効果が発動しサルベージ

 

妨害数

・「背信聖徒シルヴィア」の万能無効
・「微睡の罪宝-モーリアン」の裏側表示効果
・「殺戮聖徒レジーナ」のフィールド2枚破壊効果
・「白き森の魔狼シルウィア」の裏側表示効果
・「聖アザミナ」の対象耐性及びダメージ反射

 

デッキの特徴

先行制圧力及び継戦力の向上

「白き森」に「アザミナ」を加えることで先行盤面の制圧力が大幅に向上した。「アザミナ」は元々出張性能が高く、「罪宝の欺き」とモンスターカードから展開が可能なため、「白き森」でシンクロ展開を行いつつ、「アザミナ」でさらに妨害数を増やすのが基本的な動きとなる。仮に「白き森」に妨害を打たれたとしても、「アザミナ」展開で最低限の妨害が出来る点も非常に使い勝手が良い。後攻捲り札の魔法・罠カードに関しても「背信聖徒シルヴィア」や「フルール・ド・バロネス」で対応が可能だ。

またデッキ全体としてリソース確保手段も大きく、「聖なる薊花」は墓地の「アザミナ」モンスターを、「白き森のシルヴィ」は「白き森」シンクロモンスターをそれぞれデッキに戻すため、次ターン以降の展開もしやすく、「白き森のリゼット」も相手ターン時に手札に戻る効果があるため、次のターン以降の展開をそのまま行える。また「罪宝の欺き」も自身を再セットする効果をもっている点も優秀だ。

  

初動の安定感

やはり「白き森の聖徒リゼット」の存在がかなり大きく、召喚権を使わずに特殊召喚が出来る為、「白き森のシルヴィ」などの初動をつぶされた後でもシンクロ展開に繋げることが出来るため、初動の安定感が大幅に改善された。また「白き森」モンスターが手札に来なかった場合であっても、「アザミナ」融合展開が出来ればフィールドに幻想魔族が出る為、「白き森のいいつたえ」の発動条件を満たすことが出来る点も相性が良い。とは言え、大きく展開するのであれば、対応する2枚が手札に揃えておく必要があるため、

 

増殖するG・フワロス・ドロバに弱い

展開系テーマの宿命ではあるが、やはり「増殖するG」などのドロー系の誘発カードや、「ドロール&ロックバード」のサーチ妨害効果には非常に弱い。最低限の指名者や積んでおきたいところだが、もし防げなかった場合は、「白き森の罪宝」や「白き森のわざわいなり」を早めにサーチし、相手ターンの融合・シンクロ召喚で妨害を構えるのが良いだろう。2枚程度はドローされるが致し方ない。

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