【グリムグリモア OnceMore】使い魔を呼んで敵を倒せ!リアルタイムストラテジーをレビュー

ゲームレビュー

突然だが、みなさんは普段どんな生活を送っていますか?

 

会社、学校、趣味、運動、慌ただしい毎日を過ごしている人も多いのではないだろうか。
日々の喧騒を逃れ、たまにはのんびりゆっくりしたい。安らぐ時を過ごしたい。ストレスと無縁な場所で静かに暮らしたい。

そんな風に思っている人は決して少なくないはず。

▲たまにはノンビリしたい…

 

でもちょっと待ってほしい。

確かに静かにのんびり過ごす事は、心と体を休めるためにも良い事かもしれない。
しかし、慌ただしい事は決して「悪」ではない
むしろ慌ただしさ、あくせく動く事に充実感や喜び、楽しみを感じることも、生き方の1つなのだ。決してブラック企業を推奨しているわけではない

 

それはゲームにおいても同じことが言える。

某どうぶつスローライフゲームが好きな人もいれば、迫りくる勇者を叩きのめすため休まず魔王軍を育成する事が好きな人もいる。

そんな「次々と敵が襲ってくる状況で、如何に効率よく敵を倒すか頭を使って考えるゲーム」
『グリムグリモア OnceMore』を今日はご紹介する。

グリムグリモア OnceMore | 日本一ソフトウェア
2022年7月28日発売 PS4/Nintendo Switch向け 魔法ファンタジーRTS『グリムグリモア OnceMore』公式サイトです。

 

 

『グリムグリモア』ってどんなゲーム?

まずは『グリムグリモア』がどんなゲームかを説明しよう。

 

『グリムグリモア』は、ヴァニラウェアが開発し日本一ソフトウェアより2007年4月12日に発売されたPS2用ゲームソフトだ。『グリムグリモア OnceMore』はそのリマスター版となる。

主人公は魔法使いとなって、グリモア(魔導書)の力を借りて使い魔を召喚し、自陣を守りながら敵陣を攻略するリアルタイムストラテジーゲームだ。

▲ステージ内に様々な「使い魔」を召喚してクリアを目指す。

 

グリモアには4種類の魔法が存在し、「精霊魔法」「交霊術」「黒魔術」「錬金術」の4種類がある。
それぞれ魔法ごとに特徴があり、その特徴を活かしながらいかに強力な部隊を編成するかが、このゲームの主旨となる。

ちなみに「ストラテジーゲーム」とは戦略や戦術を駆使し、育成や戦闘などを行うゲームジャンルである。
シミュレーションゲームのサブジャンルと見る場合もあるが、その中でも「リアルタイムストラテジー」は、リアルタイムに状況の変化に対応しつつ、プランを立て敵と戦うゲームとなる。

つまり、次々と襲い掛かってくる敵に対して、グリモアを使って様々な使い魔を召喚し、戦うというのがこのゲームの目的だ。

▲同じくヴァニラウェアから発売された『十三機兵防衛圏』もリアルタイムストラテジーだ。

 

 

このゲームの面白い点は、リアルタイムで変化しつづける戦況を見極め、より効率的に自軍を育て敵を倒すことにある。

各ステージ事に目的は決まっており、その目的をクリアするために、何を召喚し、どう攻めていくか、プレイヤーの思考・戦略・手腕が問われるのだ。
どの使い魔をどのくらい召喚し、その使い魔をどこに向かわせ、どうやって戦うかは、プレイヤーが全て瞬時に判断し適切な操作をしなくてはならない。

 

ちなみにこのゲームはこんな人におススメしたい。

  • 頭を使った戦略ゲームが好きな人。
  • 自分オリジナルの戦略を考えて戦うのが好きな人
  • 慌ただしく戦うことに喜びを感じる人

最後は若干Mっ気寄りな考え方ではあるが、要するにいろいろ考えてやるゲームが好きな人にぜひ遊んでもらいたい。

 

 

ゲームシステム紹介

「グリムグリモア」は戦略・戦術を駆使した「リアルタイムストラテジーゲーム」であるがゆえに、そのゲームシステムはしっかりと理解しなくてはならない。

最初は覚えるのに少し苦労するかもしれないが、ゲームの序盤に練習ステージがあるので、遊びながら学ぶことも出来るので安心してほしい。

ここではそのゲームシステムについて分かりやすくお伝えしようと思う。

▲2Dマップを上下左右に移動して攻略する

 

まずこのゲームは各ステージ事に目的が決まっており、その目的を達成するために「使い魔」を使って攻略を行う。

例えば「敵の魔法陣を全て壊せ」や「20分間敵の攻撃を耐えろ」など様々な目的(勝利条件)がある。

壊すことが目的であれば、より攻撃的な使い魔を用意する必要があるし、耐えることが目的であれば、守備重視の使い魔が重要になる。

目的に合わせた使い魔の召喚が求められるというわけだ。

▲勝利条件が耐久だった場合は、下手に攻めずに守りに徹した方が良い

 

使い魔はステージ上に設置された魔法陣から召喚される。召喚にはマナが一定以上必要であり、このマナをいかに効率よく集めることがポイントとなる。下位の使い魔は戦闘力は低いが、代わりにマナを集める重要な任務があるため、召喚する使い魔のバランスが重要なのだ。

▲クリスタルにエルフが近づくと…
▲クリスタルは花開き「聖域」となる。そうすることで魔法陣へ「マナ」を運べるようになるのだ

 

また召喚するための「魔法陣」はマナを使ってレベルを上げることも出来る。レベルが上がると使い魔がパワーアップしたり、より上位の使い魔を召喚することが出来る。
ただ魔法陣のレベルアップにも当然マナが必要になってくるので、どこにマナを注力するかの判断が問われる。

▲レベルアップしないと上位の「使い魔」を召喚できない

 

 

ではここで、グリモアの「魔法」と「使い魔」について紹介しよう。

先ほどお伝えした通り、グリモアには「精霊魔法」「交霊術」「黒魔術」「錬金術」の4種類の魔法があり、それぞれの魔法から召喚される使い魔には特徴がある。

どのような特徴があるか、1つずつ見ていく。

 

「精霊魔法」

一番最初に覚えるスタンダートな魔法。使い魔の召喚コストが安いので数で攻めることが出来る。

 

エルフ…クリスタルにマナを運ぶのが仕事。攻撃は出来ないが味方の使い魔を回復することが出来る。何はともあれこの子がいないと始まらない。

 

フェアリー…一人あたりの力は弱いので数で攻めるのが良い。飛行できるので移動能力が高く、偵察には最適。

 

ユニコーン…フェアリーより攻撃力が高いが、マナコストも高い。守備を上げるホーリーバリアを使うことが出来る。

 

「交霊術」

幽霊のような見た目の使い魔を召喚する。他の魔法に比べアストラルタイプ(後述)の使い魔が多い。

 

ゴースト…マナからクリスタルを運ぶ、エルフの交霊術版。エルフと違い飛行できるので、より効率的にマナを採取できる

 

ファントム…フェアリーよりHPも攻撃力も高い使い魔。攻撃力を上げるバーサークが使えるなど、アタッカー寄りな使い魔

 

「黒魔術」

悪魔のような使い魔を呼び出す魔法。他の系統に比べて使い魔のHPが高い

 

インプ…エルフと同じくマナの採取が出来る。魔法陣を強化すると攻撃が出来るようになる。

 

デーモン…攻撃力が高く打たれ強い使い魔。致命的に苦手な敵はいないが、反面ユニット召喚コストはフェアリーの3倍にもなる。

 

グリマルキン…直接攻撃は出来ないが、「スリープ」を使って敵を眠らせることが出来る。ドラゴンなど強力な使い魔の天敵となる。

 

ドラゴン…HPが高く炎で敵を一掃できる使い魔。移動は遅いが壁を気にせず前に進むことが出来る。

 

その他には、コストは若干高めだが範囲攻撃が多い「錬金術」の魔法など、様々な種類の使い魔が存在する。

 

これらのそれぞれ特性が異なる使い魔を目的ごとに使い分けることが重要だ。

例えば序盤は「精霊魔法」を使い「エルフ」でマナを集めつつ、「フェアリー」を召喚。
「フェアリー」は飛行ユニットなので、ステージをまたいで移動ができるので、偵察にはもってこいだ。
そのまま攻撃をしても良いが、後方により強い上級な使い魔を召喚して、攻めていくのもいいだろう。
ただ、上級な使い魔はコストも多い為、召喚するタイミングもちゃんと考えたい。せっかく召喚した使い魔が即行やられないように注意だ。

 

また魔法には得意不得意の相関関係が存在する。

「精霊魔法」「錬金術」の系統に弱く「交霊術」の系統に強い、「交霊術」「精霊魔法」の系統には弱いが、「黒魔術」の系統には強いといった具合だ。
敵陣の使い魔に有利な使い魔と戦わせることも意識したい。

▲四すくみの関係となっている

 

さらに使い魔には「サブスタンス」「アストラル」の2つのタイプが割り当てられている。
「サブスタンス」は実体、「アストラル」は幽体と考えればよい。

「アストラル」は魔法攻撃に非常に弱いが、物理攻撃は一切効かないという性質を持つ。
例えば「ファントム」はアストラルなので、インプなどサブスタンスの使い魔に一方的に攻撃が出来るのだ。

このようにそれぞれの使い魔の特徴を把握しつつ、マナを増やし自軍の戦力を整え、より的確に目的達成のために攻略することが重要だ。

 

 

ゲームストーリー

ここでグリムグリモアのストーリーについて軽く触れておこう。

魔法使いの卵「リレ・ブラウ」が憧れの魔法学校に入学したところから物語は始まる。
リレが入学した学び舎である「銀の星体の塔」には、かつて偉大な魔法使い「ガンメル・ドラクス」が滅ぼした魔王が封印されていた。
リレがグリモア(魔導書)に触れ、魔法を学び始めた5日後、塔に災いが起きリラを除く全ての者が命を失った。
その後リラは入学初日のベッドで目を覚ました。何故か彼女は事件が起きた直後に時間を遡っていたのだ。

繰り返される5日間でリレは事件の真相を探る、といったストーリーだ。

▲憧れの魔法学校に入学したところから物語ははじまる
▲何故かリレだけが過去に遡ってしまう

 

ゲームを進める時は日記を選び物語を進める。事件の謎を解き明かす「ドラマパート」と、敵と戦う魔法戦を繰り広げる「プラクティスパート」を交互に行うことでゲームが進行する。過去の日記を選び振り返り遊ぶことも出来る。

▲日記を選んでそれぞれのパートを体験できる

 

グリムグリモアはその美麗なビジュアルも魅力の1つだ。

戦略を考えることもゲームの面白さの1つではあるが、開発元のヴァニラウェアが得意とする、幻想的でミステリアスな世界観や魅力的なストーリー展開もぜひ楽しんでもらいたい。

 

 

『グリムグリモア OnceMore』の特徴

最後に『グリムグリモア OnceMore』について紹介しよう。

「グリムグリモア」は2007年にPS2で発売されたゲームで、今回の「グリムグリモア OnceMore」はかつての作品をよりパワーアップされたリ・クリエイト版なのである。

 

その特徴は以下の通りだ。

・画面比率の変更や解像度の向上を行い、現代のゲームと比較しても遜色ないレベルとなった「グラフィックの高解像度化」

▲ファンタジー色を感じる美麗なグラフィック

 

「キャラクターボイス新規収録&フルボイス」。ドラマパートだけでなく戦闘中においてもリラや仲間たちのボイスが追加され、より華やかな戦闘を楽しむことが出来る。

▲ドラマパートに出てくるキャラクターはもちろんフルボイスだ。

 

・新システム「スキルツリー」の実装。各ステージには勝利条件とは別にミッションが用意され、そのミッションをクリアした時に貰えるコインを使って、魔法陣や使い魔をパワーアップさせることが出来る。
しかもこの「スキルツリー」は後からコインを返還することが出来るので、自分の好きなようにスキルを振りなおすことが出来るのだ。

▲自由にスキルツリーを使って戦闘を有利に進めよう

 

・戦闘時に使用可能な「大魔法」が新たに実装。広範囲にダメージを与える魔法や、使い魔たちを回復する魔法など、計4種の魔法が使える。

▲ステージで1度しか使えないので、タイミングを見極めよう

 

・「グリムグリモア OnceMore」の為に作成されたイラストが閲覧可能な「ギャラリー機能」が追加

▲このゲームの為に制作されたイラストが閲覧できる。
▲全部で90枚以上のイラストを収録

 

オリジナルのゲームは15年近く昔のゲームではあるが、決して今のゲームと比べても遜色のないクオリティと面白さを味わうことが出来るだろう。

 

 

「グリムグリモア」いかがだっただろうか。

アクションやRPGは苦手だけど頭を使うゲームは好きという人や、自分の好きなように育成をして戦略を考えるのが好きという人にはぜひ遊んでもらいたいゲームだ。話を聞いただけでは詳細まで把握しづらいと思うので、まずは遊んで見ることをおススメする。

「グリムグリモア OnceMore」2022年7月28日にSweitchとPS4から発売するが、どちらも体験版が用意されているので、気になった人はぜひ遊んでもらいたい。

PS4版

PS4『グリムグリモア OnceMore』通常版 | Nippon1.jpショップ
発売日:2022年7月28日(木)

Switch版

Switch『グリムグリモア OnceMore』通常版 | Nippon1.jpショップ
発売日:2022年7月28日(木)

 

ちなみに本レビューは体験版のプレイを元に書いているのだが、体験版がものすごい面白くて筆を取ったという背景がある。自分に合うかどうか気軽に体験版を遊んでほしい。

 

のんびり遊ぶゲームもいいが、たまにはあくせくせわしなく動き続けるゲームもよいのではないだろうか。

グリムグリモア OnceMore | 日本一ソフトウェア
2022年7月28日発売 PS4/Nintendo Switch向け 魔法ファンタジーRTS『グリムグリモア OnceMore』公式サイトです。
商品名:グリムグリモア OnceMore
リリース日: 2022年7月28日
対応ハード:PS4,Switch
価格:5,478円(税込)
ジャンル:魔法ファンタジーRTS
CERO:B(12歳以上対象)
開発元:ヴァニラウェア、日本一ソフトウェア

コメント

  1. shshtch より:

    気になってるゲームなので、長文レビューたすかる。
    やっぱりヴァニラ、グラの良さが最高ですよね!
    キャラのかわいさは勿論のこと、飯へのこだわりも。

    • マルメロ より:

      コメントありがとう!
      ヴァニラウェアのファンタジー要素強めのグラフィック好きなんだよねぇ。
      オーディンスフィアの飯のこだわりも素晴らしかったので、今作も期待したい(笑)

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