【遊戯王OCG】「ゲートガーディアン」リメイクパックの開封・デッキ構築

2023年9月23日に「WORLD PREMIERE PACK 2023」が発売された。このパックは海外先行されたカードが集積されているのだが、その中には20年以上前に原作「遊戯王」に登場した「ゲート・ガーディアン」のリメイクカードが収録されている。

今回は「ゲート・ガーディアン」デッキを組むべく、パックの開封とデッキ構築についてまとめてみた。今後同パックを購入する際の参考にしてもらえると嬉しい。

《合体魔神－ゲート・ガーディアン》

今回パックの表紙も飾った《ゲート・ガーディアン》のリメイクカード。オリジナルのカードは効果モンスターだったが、融合モンスターへと変わった。自分の手札、フィールド、墓地にいる三魔神を除外することで特殊召喚する事が可能で、効果は対象とする効果の発動を3回無効にできる。更に、自身がフィールドを離れた時、レベル11以下の「ゲート・ガーディアン」モンスターを召喚条件を無視して出すことが出来る。

原作の効果を踏襲しつつ、現代遊戯王に合わせていい塩梅のカードとなった。特に召喚条件がかなり緩和されているので、このカードが暴れられるようなデッキ構築を作りたいところ。URの為封入枚数はかなり少ないが、何とか1枚はゲット出来たので良かった。

《迷宮に潜むシャドウ・グール》

こちらも原作に登場した《シャドウ・グール》のリメイクカード。オリジナルは墓地の枚数によって攻撃力が上がるカードだったが、今回はフィールド魔法をサーチするサポートカードとして一新された。後述するフィールド魔法は「ゲート・ガーディアン」デッキ必須となるカードなので、このカードは3積みしたい。ちなみにシークレットが当たったのはかなり嬉しかった。イラストもカッコイイ。

《ラビリンス・ウォール・シャドウ》

《迷宮に潜むシャドウ・グール》がサーチするカードがコチラ。毎ターン手札、デッキ、除外から三魔神をフィールドに永続魔法扱いで置く効果。合体三魔神はフィールドのカードを除外することで特殊召喚出来るカードなので、このカードを利用してモンスターを展開していく。さらにこのカードはカード指定の1ターン制限ではないので、カードを張り替えれば同じように効果が使える。手札でダブってしまっても無駄にならないので、こちらも3積みとしたい。

上記3種がゲート・ガーディアンテーマのSR以上のカードだ。これら以外にも字レアの三魔神が2体ずつ合体したバージョンや、迷宮の魔戦車のリメイクカード《迷宮の重魔戦車》、ゲート・ガーディアンデッキ専門の魔法・罠カードを使ってデッキを組む予定だ。

後は、ゲート・ガーディアン以外のテーマで当たったカードも一緒に紹介させてもらう。

《ＧＰ－リオン》

《ＧＰ－チャリオット・キャリー号》

《ＧＰ－ＰＢ》

まずは新テーマ「GP（ゴールドプライド）」のカード。ライフが相手より少ない時に効果を発揮するカードで、テーマ内に融合・S・X・Lが揃っている。カードによっては相手ターンに特殊召喚することが可能なので、状況に応じて特殊召喚先を変えることで、相手の展開を妨害することが可能だ。

残念ながらシンクロモンスターが手に入らなかったため、現状だとデッキを組むのは少し難しいが、今後、新規カードが実装される可能性もあるため、チェックしておきたい。ちなみに《ＧＰ－チャリオット・キャリー号》はSEが当たった。

《最果てのゴーティス》

《ゴーティスの双角アスカーン》

《最果ての宇宙》

もう1つのテーマが魚族で統一されたシンクロテーマ「ゴーティス」だ。このテーマは、味方モンスターを除外しながらシンクロ召喚で展開していき、さらに相手ターンにシンクロ召喚する事も出来る。特にエースカード《最果てのゴーティス》の効果は特に強力で、シンクロ召喚時、フィールドのカードを全て除外する効果を持つので、このカードをフィニッシャーに攻めていくことになるだろう。

マスターデュエルでも先行実装されていたカードなので、名前を聞いたことがある人も多いのではないだろうか。ちなみに《最果ての”宇宙”》の読み方は「そら」ではなくて「うみ」なので注意だ。（そらと読むのも若干おかしいが）

テーマ外のカードもいくつか収録されている。1つ目が《共命の翼ガルーラ》。マスターデュエルで先行実装されているカードで、同じ種族・属性でカードが異なるモンスター2体で融合召喚できる非常に緩い召喚条件のモンスターだ。

《超融合》を使えば状況によっては相手のモンスター2体を同時に処理する事が出来るので、除外手段としても使える。さらにこのカードが墓地へ送られるとカードを1枚ドローできるので、1粒で2度美味しいカードである。かなり需要が高そうなカードで、シングル買いでもそこそこの値が付いている。

もう1つが《呪縛衆》。これもマスターデュエルで先行実装されており、効果は相手フィールドの表側表示のモンスターは、リリース出来ず、融合・S・X・L召喚の素材にすることが出来なくなるというもの。相手の展開を阻害するカードで、速攻魔法ということもあり、好きなタイミングで打つことが可能だ。

ただ注意すべき点として、あくまでフィールドに展開されているモンスターに適応されれる効果の為、後から展開したモンスターには効果が適応されない。なので、どのタイミングでこのカードを打つのが最適なのかはプレイヤーの腕の見せ所といったところだ。

以上が今回パックで当たったSR以上のレアカードたちだ。今回3箱開封しているので、1つの箱に「SE1枚、UR2枚、SR3枚」封入されている事になる。1箱購入すれば確実にSEは1枚ゲットできるということだ。これ以外にも《封印されし者の右足》 や現在10万近い値段で取引がされているクオーターセンチュリーシークレットレアの《ブラック・マジシャン・ガール》 が存在している。

ではここから「ゲート・ガーディアン」デッキを組んでいくことになる。まずは足りないカードを確認しよう。

やはりエースカードである《合体魔神－ゲート・ガーディアン》は3積みしたい。後サーチ効果を持つ《雷風魔神－ゲート・ガーディアン》が1枚しか引けなかったので、ここは買い足したいところ。《迷宮に潜むシャドウ・グール》《ラビリンス・ウォール・シャドウ》はコレがないと始まらないカードなので、それぞれ3積み用意したい。

後は大体揃っているので少ない出費で最低限組めそうだ。後、昔買った《雷魔神－サンガ》《風魔神－ヒューガ》が手元にあったので、これはぜひデッキに組み込みたい。ちなみにオリジナルの《ゲート・ガーディアン》はロマン枠で採用している。

後は相性のいいカードを採用してデッキの補助をしていくことになる。まだ暫定ではあるが、採用したい候補のカードをいくつかピックアップした。

《E・HERO プリズマー》

「ゲート・ガーディアン」カードが融合カードとなったことで、《E・HERO プリズマー》の効果が使えるようになった。墓地に三魔神を落としつつ、自身を三魔神にすることで素材及び展開の補助をこなすことが出来る。

ただ召喚権が《迷宮の重魔戦車》と被ってしまうため、《ヒーローアライブ》を採用したい。《ヒーローアライブ》はコストに自身のライフを半分にしてしまうが、ゲート・ガーディアン専用魔法《フォース・オブ・ガーディアン》の発動条件が自分のライフが相手より少ない必要があるため、シナジーがある。

《融合派兵》

こちらも融合モンスターの支援カードだ。《融合派兵》を使えば三魔神を手札・デッキから特殊召喚することが出来るので、展開・サポートが容易になるためぜひ採用したい。　

ただ一番のネックがカードの単価が高いことであり、今だと800円～900円程度の値段で取り引きされている。できれば3積みしたいカードではあるが、お財布事情と相談したい。
一応近い効果で《融合徴兵》を採用するのもありだ。このカードはデッキ・墓地から手札に加えるカードで展開自体は出来ないが、手札に三魔神を呼び込むことは可能だ。

《黒魔女ディアベルスター》

他のデッキでも使っている《黒魔女ディアベルスター》の出張採用も検討したい。このカードは手札1枚をコストに展開できるカードの為、手札に来た三魔神をコストに展開する事が可能だ。また、レベル7であるため三魔神との「ランク７」も立てやすく、さらにサーチしてくる「罪宝」カードからシンクロレベル１モンスターを特殊召喚することで、「レベル８シンクロ」も立てやすくなるなど、色々とシナジーが出来そうだ。

個人的にお気に入りのカードではあるので、ぜひ今回の「ゲート・ガーディアン」デッキにも組み込みたいと考えている。

一応はこんな感じで考えているので、今後はカードショップをめぐって足りないパーツを買い足していくことになるだろう。「ゲート・ガーディアン」カードももう少ししたら多少価格も落ち着いてくると思うので、10月の前半くらいまでにはデッキを完成させたいところだ。

「ゲート・ガーディアン」デッキを組んでいる人で、こんなカードもおススメですよというのがあれば、ぜひコメントで教えてほしい。