2024年7月27日発売の新パック「RAGE OF THE ABYSS（レイジ・オブ・ジ・アビス）」にて、『白き森』の新規カードの実装が発表された。
白き森の悪魔
速攻魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：自分フィールドのＳモンスター１体をリリースし、
フィールドの表側表示カード１枚を対象として発動できる。
そのカードの効果をターン終了時まで無効にする。
「白き森」Ｓモンスターをリリースして発動した場合、
さらに自分の墓地から幻想魔族モンスター１体を特殊召喚できる。
(2)：このカードがモンスターの効果を発動するために墓地へ送られた場合に発動できる。
このカードを自分フィールドにセットする。
「白き森」はINFINITE FORBIDDENでカテゴリ化された魔法・罠カードを使いながらシンクロを行うテーマ群で、ストーリーテーマの「黒魔女ディアベルスター」や関わりが示唆されている「原罪のディアベルゼ」の過去を取り上げた話題性のあるカードだ。カードパワーのそれなりに高く、シンクロテーマが中々環境に顔を出さない中、大会入賞報告も上がっている。そんな注目の「白き森」にどんな新規が与えられたのか、早速効果を見てみよう。
フィールドの表側表示カードの無効
自分フィールドのシンクロモンスターをリリースすることで、フィールドの表側表示カードを1枚無効にすることが出来る。表側表示なので、モンスター以外にも魔法・罠カードを無効にすることが出来るので、万能無効カードといった扱いになる。さらに「白き森」シンクロモンスターをリリースした場合、幻想魔族モンスターを蘇生する事ができ、コストを抑えることが出来る。素材指定はしていないので、シンクロデッキであれば汎用カードとしても使えるが、やはり白き森デッキで使いたいところ。「白き森の魔性ルシエラ」が「白き森」カードを1枚サーチかつシンクロモンスターなので丁度良い。
問題は「白き森」テーマの幻想魔族モンスターが、現状「白き森の妖魔ディアベル」しか存在しないところ。ディアベルであればコストも気にならず、かつ自身の効果でシンクロモンスターを呼ぶことも出来相性が良いが、出来れば他の蘇生先も欲しいところだ。
ちなみにこのカードの無効効果はディアベルスターからサーチできる「裏切りの罪宝－シルウィア」と同じ効果で、あちらは「ディアベルスター」モンスターをコストにする必要がある。「白き森」には「白き森の魔狼シルウィア」というシンクロモンスターがいるが、何か関連はあるのだろうか。
墓地からフィールドにセット（共通効果）
「白き森」魔法・罠カードの共通効果で、モンスター効果のコストで墓地に送られた時に自分フィールドにセットできる効果。このカードは速攻魔法なので、セットされたターンには使えないのは注意。
総括
カード効果としては申し分なく、表側表示のモンスター・魔法・罠カードを無効にできるのはかなり強いが、やはり幻想魔族モンスターがいないとコストが重く、「白き森」唯一の幻想魔族「白き森の妖魔ディアベル」を蘇生した際の旨味が少ない（既に効果を使ってたディアベルをコストにするケースの場合、蘇生しても②の特殊召喚効果が使えないため）
となるとやはり求められるのは新しい幻想魔族モンスターといったところか。「白き森」は「白き森の妖魔ディアベル」以外は全て魔法使い族で統一されているのは恐らく何か狙いがあってのことと考えると、下級の幻想魔族が出てくる可能性は低い。そうなると更に大型のシンクロモンスター（レベル12）を期待してしまうところだ。続報を待とう。
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