2024年9月7日発売の新デッキ「ストラクチャーデッキ 青き眼の光臨」に収録されるカードの内、最後の追加カードの情報が発表された。
「藍眼の銀龍（あいがんのぎんりゅう）」。ブルーアイズ初のエクシーズモンスターが実装された。以前のブログで最後の１枚をエクシーズモンスターと予想したが、見事的中した。公式ページには「戦術を強化するカード」とも書かれていたので、早速気になる効果を見ていこう。
ちなみにその他のカードは下の記事を参考にしてもらいたい。
ランク８ 光属性
ドラゴン族/エクシーズ/効果 ATK/4000 DEF/ 0
ドラゴン族レベル８モンスター×２
このカード名の①③の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
①：このカードがＸ召喚した場合に発動できる。相手フィールドの全ての表側表示カードの効果は無効化される。
②：通常モンスターをＸ素材としていないこのカードは直接攻撃できない。
③：このカードのＸ素材を１つ取り除き、自分の墓地・除外状態の通常モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は1000アップする。
ドラゴン族レベル８を２体素材に要求ため条件は厳しめ。ブルーアイズデッキであれば複数候補が挙げられるが、このカードの効果を活かすためには「青眼の白龍」を素材にするのが望ましいだろう。このカードに「ブルーアイズ」名称が付かない点は注意が必要。このカードの元ネタでもあ「蒼眼の銀龍」とは類似した効果を持つ。
①の効果はエクシーズ召喚時、相手フィールドのカードを全て無効化する効果。モンスターに限らず表側表示のカードは全て無効化するので範囲は非常に広い。また永続無効であるためフィールド魔法や、永続魔法・罠を主軸に戦うデッキであればかなりの痛手になるだろう。「ワンダー・エクシーズ」など相手ターンにエクシーズ召喚をすることが出来れば、制圧・妨害用にもなる。
②の効果は通常モンスターを素材にしてないと直接攻撃出来ない制約効果。③の効果も相まってなるべく「青眼の白龍」などの通常モンスターを素材にしたいところ。
③の効果は自分の墓地・除外の通常モンスターを蘇生し、そのモンスターの攻撃力を1000アップする効果。「青眼の白龍」を蘇生すればこのカードの攻撃力と合わさって、4000＋4000＝8000ダメージが期待できる。ただ、②の制約効果があるため、通常モンスターを素材に残しておかないと直接攻撃が出来なくなる。また取り除くエクシーズ素材が通常モンスターであった場合、そのモンスターを蘇生する事は可能だが、墓地・除外に対象となる通常モンスターがいないと、効果自体の発動が出来ないので注意。
総じて、展開を補助する効果や制圧効果ではなく、後攻捲りや相手ターンを上からねじ伏せる為のカードと言える。このカードを狙って出すというよりは、中盤以降の狙えるタイミングで一気に勝負を掛けるといった使い方が出来そうだ。また、①の永続無効効果は強力であるため、「ギャラクシーアイズ」や「タキオン」など、レベル８ドラゴン族デッキであれば採用の余地はありそうだ。蛇足ではあるがVジャンプ11月号に付属される「玲瓏竜クンツァイド」が青眼の白竜と相性が良いらしいので、ここも念のためチェックしておきたい。
いずれにせよ今回の「ストラクチャーデッキ 青き眼の光臨」でブルーアイズは、融合・シンクロ・エクシーズ・儀式・リンクとあらゆる召喚方法が使えるようになった。必須カードとは言えないかもしれないが、ぜひブルーアイズ使いはこのカードと共にあらゆる敵を粉砕・玉砕・大喝采してもらいたい。
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