今から14年前の2009年9月12日は「ポケットモンスター 金・銀」のフルリメイク作品、「ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー(HGSS)」が発売された日である。
「ポケットモンスター 金・銀」は自分が一番遊んだポケモンシリーズだ。当時、ポケットモンスターという斬新なタイトルに衝撃を受け、なかなか続編が発売されない事にモヤモヤしていた若かりし頃。
「金・銀」を初めて遊んだとき、カントー地方に行けることを知った感動は未だに忘れていない。ジョウト地方でもたくさん遊べたのに、更にカントー地方すら遊べるなんて。
『きみは いま! カントーちほう への だいいっぽを ふみだした!』
この名言を残した26番道路の男には盛大な拍手を贈りたい。ネットがまだそこまで整備されていなくネタバレを受けづらい時代だったからこそ味わえる感動だろう。
そんな思い出深い「金・銀」がリメイクされると聞いた時は、大人ながらワクワクしたものだ。「ポケウォーカー」と呼ばれる万歩計みたいなアイテムを使ってポケモンを連れて歩けるのも斬新なシステムもあった。今でいうポケモンGOみたいなものだろうか。
個人的にはポケモンを1匹後ろに連れて歩ける「連れ歩きシステム」が嬉しかった。「ピカチュウバージョン」にあったシステムを引き継ぎ、さらに自分の好きなポケモンを連れて歩けるようになった。一緒に冒険をしているような気分を味わえて、とても楽しかったのを覚えている。
そのリメイク版「ハートゴールド・ソウルシルバー」が発売された当時のCMで、やたらと「バンギラス」推しだった事をご存じだろうか。
動画を見てもらえると分かるのだが、インタビューに答えている人がやたらと「バンギラス」の話をしたり、ゲーム画面にちょくちょく「バンギラス」が出てきたりと、CMの中に「バンギラス」がちょくちょく顔を出してくる。
これじゃあ「ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー・バンギラスグリーン」である。
確かに当時の「バンギラス」は印象深い。
今までのポケモンのデザインにはあまりなかった怪獣のようなカッコいいデザイン。
初めて実装された「あく」タイプの中で最強のポケモンで、赤・緑で最強だったエスパータイプのミュウツーを一方的に殴れることも、その強さに一躍買っているだろう。
進化前のヨーギラスからサナギラスに進化し、さらに進化したらバタフリーみたいなちょうちょになるかと思ったら、まさかの似ても似つかないイカツイポケモンの誕生だ。
ていうか
ヨーギラス…幼虫
サナギラス…蛹(さなぎ)
なのは分かるが、「バンギラス」の「バン」って何?「あく」タイプだから野蛮のばん?
まぁカッコいいからいいか。
文句言うやつにはバンギラスのいわながれでひるませてやるぜ。
(しかし、こうげきは はずれた!)
というわけで「バンギラスグリーン」もとい、「ハートゴールド・ソウルシルバー」の思い出について語ったが、今では遊ぶ方法がないため、もし押し入れに眠っている人は引っ張り出して久しぶりにお気に入りのポケモン(バンギラス)を連れて遊んでみてもいいかもしれない。
商品名:ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー 発売日: 2009年9月12日 対応ハード:ニンテンドーDS 価格:4,800円(税込) ジャンル:RPG 発売元:株式会社ポケモン 制作:株式会社ゲームフリーク
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