【遊戯王OCG】毎ターン手札に戻る強力な「原石」新規カード解説

遊戯王OCG

2024年10月26日発売予定の新パック「SUPREME DARKNESS(スプリーム・ダークネス)」にて、「原石」の新規カードの収録が発表された。

「原石」は2024年7月発売の「RAGE OF THE ABYSS」でカテゴリ化したテーマで、各カードが通常モンスターに関する効果を備えている。その為、メインデッキに何枚か通常モンスターを組み込まなくてはならないが、その分効果は強力で環境デッキ内でも渡り合える程のデッキパワーがある。「原石」単体でデッキを組むよりも、他のテーマと組み合わせるケースが多く、通常モンスターである「青眼の白龍」を採用している「青眼」や、特殊召喚条件に上級モンスターのリリースが必要な「メタル化」などと相性が良いことでも知られている。

「原石」はカードパワーは高いものの、現状のカードプールではサーチ力や継戦能力がまだ不安だった点は否めなかったため、新規カードでこの辺りの拡充されたのか、早速詳細を見ていこう。

 

原石竜アナザー・ベリル

レベル4 地属性
ドラゴン族/効果 ATK/1600 DEF/ 0
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚した場合に発動できる。デッキから「原石」魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットする。
②:このカードをリリースして発動できる。デッキから通常モンスター1体を墓地へ送る。
③:自分スタンバイフェイズに、自分フィールドか墓地に通常モンスターが存在する場合に発動できる。墓地のこのカードを手札に加える。

「原石」テーマに属するレベル4・地属性・ドラゴン族の下級モンスターで、「原石」魔法・罠カードのセット、デッキから通常モンスターを墓地落とし、自身を墓地からサルベージする効果を持つ。待望のサーチ効果と継続して効果を発動出来る効果と、「原石」が一番欲しい効果が積まれている非常に強力な新規カードとなった。

①の効果は召喚時「原石」魔法・罠カードをセットする効果。「原石」カードのサーチは「原石の皇脈」しかなく、デッキの安定性に欠けていたが、このカードから「原石の皇脈」にアクセスする事であらゆる「原石」カードをサーチ可能となった。召喚権は使ってしまうため、他カードの兼ね合いは考える必要があるものの、「原石の皇脈」にうららを打たれると何も出来ないという状況から大幅に改善された。

 

②の効果は自身をリリースして「通常モンスター」を墓地落としする効果。「原石」カードは墓地に通常モンスターがいても効果を使えるものが多く、また手札に来てしまうと事故要員となってしまう通常モンスターを早々と墓地に送ってしまう効果は優秀。とは言えこの効果を使ってしまうと、場ががら空きになってしまうため、「原石」カードによる妨害が、他カードでの展開も合わせて考えておこう。

③の効果は自分スタンバイフェイズに自身を手札に戻すサルベージ効果。フィールドか墓地に通常モンスターが存在する必要があるが、②の効果もあり条件は厳しくない。かつての禁止カード「キラー・スネーク」のエラッタ前のように、条件さえそろえば毎ターン手札に加えることが可能。また「竜の霊廟」で通常モンスターをこのカードを墓地に送れば次のターンスタンバイフェイズに手札に戻すことが出来るので、擬似的なサーチカードのように扱える。

「原石」は効果こそ強力なものの、サーチカードの「原石の皇脈」が発動時しかサーチ効果が使えないため、次ターン以降の妨害を構えられないという欠点があったが、このカードがあればそういった悩みから解放される。召喚権は使ってしまうものの、元々「原石」はテーマ内で召喚権を使う事がないため、「原石」をメイン戦術に置いているデッキは、「原石竜アナザー・ベリル」の効果を存分に活用する事が出来るだろう。

 

原石の反叫

カウンター罠
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:トークンを除く、通常モンスターまたはレベル5以上の「原石」モンスターが自分フィールドに存在し、相手がモンスターを召喚・特殊召喚する際に発動できる。それを無効にし、そのモンスターを除外する。
②:自分スタンバイフェイズに、自分フィールドに「原石」モンスターが存在する場合に発動できる。墓地のこのカードを自分フィールドにセットする。この効果でセットしたこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。

「原石」テーマに属するカウンター罠カードで、相手の召喚・特殊召喚の無効&除外効果と、墓地から再セットする効果を持つ。効果は非常に強力であり、カウンター罠のためモンスター効果にチェーンされない点も優秀。

①の効果は通常モンスターまたはレベル5以上の「原石」モンスターが存在する際に、相手の召喚・特殊召喚を無効にし除外する効果。「原石」デッキであれば条件は満たしやすく、相手ターンに「原石竜インペリアル・ドラゴン」を召喚する事でも発動可能だ。レベル5以上のため「原石竜アナザー・ベリル」では条件を満たせないため注意。似たような効果で「原石の鳴獰」があり、召喚限定の効果の為、このカードでは特殊召喚を狙ってもいいだろう。召喚時・特殊召喚時の効果が無効になる点も大きい。

 

②の効果は自身のカードを再セットする効果。一度使ったカードを再度使用できる点は強力だが、そのためには「原石」モンスターフィールドにいなくてはならない。「原石竜アナザー・ベリル」は自身の効果でリリースして墓地にいるケースが多いと考えると、「原石竜インペリアル・ドラゴン」しか該当するモンスターがいないため注意。同じ様な再セット効果で「原石の穿光」があるが、あちらのカードはメインフェイズに発動する点と、除外デメリットがない点は優良。

 

 

新たな2つのカードで「原石」テーマがより強力になった事は間違いない。「原石」は色々なテーマに混ぜて使う事が出来る為、様々な戦い方が出来る点は非常に魅力的だ。当ブログでも「原石メタル化レッドアイズ」のデッキを紹介しているので、新規カードの採用もぜひ検討してみたい。

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