世の中にはいろんなロボットゲームが存在する。
「ガンダム」「スーパーロボット大戦」「フロントミッション」「ANUBIS」最近だと「十三機兵防衛圏」なども発売された。また、ロボットゲームと一言で言っても、アクションやシミュレーションなどジャンルも様々だ。アクションゲームが大好きな自分としては、名作「アーマードコア」を上げたいところ。新作待ってます。
昔からロボットをテーマにしたゲームは数多く発売されているが、今回紹介するのは「ロボット」と「タワーオフェンス」を組み合わせた新ジャンルゲーム「VOIDCRISIS(ボイドクライシス)」だ。
VOIDCRISIS(ボイドクライシス)ってどんなゲーム?
このゲームはVA(バイタルアーマー)と呼ばれる兵器を操り、次々襲ってくる敵を倒しながら、ステージごとのボスを倒すことが目的だ。銃や剣、ミサイルなど様々な武器を使って敵を攻撃して戦う。ただ闇雲に戦えばいいというわけではない。自陣にはタワーのような建物があり、このタワーが壊されるとゲームオーバーとなる。
敵からの攻撃を防ぎつつ、敵やボスを攻略するという、タワーディフェンスとタワーオフェンス両方の要素が取り入れられているのだ。
プレイヤーが操る機体は、リアルタイムで強化することが出来る。
戦闘中、時間が経過するごとに「メタマテリアル」と呼ばれる素材が手に入る。この素材を使って「攻撃」や「防御」といったステータスを強化して、自分の好きなように機体をカスタマイズ出来る。
また、VAはいくつか種類か用意されており、それぞれ近接が得意なタイプもいれば、支援が得意なタイプもいるなど特徴がある。
VOIDCRISISは4人でパーティーを組んで戦うゲームの為(CPUに操作してもらうか、通信協力プレイを選べる)、自身や仲間のVAを変えることで、様々な戦術を組むことが出来るのだ。(最大4機)
ここが惜しいよ、VOIDCRISIS
と、ここまで聞くとかなり面白そうな要素があるように感じられるだろう(少なくとも自分はそう思った)。
しかし実際にプレイしてみると、「ここは良いんだけど、もう少しここが良くなったらなぁ…」と思う要素がいくつか見受けられた。
というわけで、今回は「ここが惜しいよ、VOIDCRISIS」について話そうと思う。正直な感想を述べているつもりなので、ぜひ参考にしてもらいたい。
①動きがもっさりしている
VOIDCRISISを買う前のイメージは「アーマードコア」や「ANUBIS」の様に、機体をスピーディーに動かして敵と戦うことを想像していた。しかし、実際はかなり動きがもっさりしており、ゆっくり機体を動かしながら敵の攻撃を避け攻撃していくスタイルだ。
「メタマテリアル」を使って機体のスピードを上げれば多少は改善されるのだが、それでも序盤は動きは鈍足になってしまうし、何よりスピードにステータスを振ってしまった場合、他のステータスを上げにくくなってしまう。
一応「ブースト」システムがあるので、ボタンを押すと一定方向に高速移動する事は出来るのだが、「ブースト」を使う際のエネルギーと「武器」のエネルギーが共通であり、「ブースト」を使い過ぎると基本的な武器でしか攻撃が出来なくなってしまうため、非常に使いにくい。
せめて「ブースト」と「武器」のエネルギーが個別、もしくは回復スピードを大幅に上げてほしいのが率直な感想だ。個人的には、武器にはそれぞれリキャストタイムが設けられており、そもそも乱発出来ない仕様なので、武器のエネルギーは無くてもいいかもしれないと思っている。
②武器をもっと自由に使いたい
各VAにはそれぞれ武器が装備されており、常に攻撃できる「通常武器」以外にも4種類の武器が装備されている。武器にはリキャストタイムが設定されており、使用した後一定時間使用することが出来ない。リキャストタイムが設定されているのは良いのだが、全体的にその時間が長いように感じる。
VOIDCRISISは様々なVAを駆使して戦うゲームなので、その特徴でもある武器を頻繁に使えないのは少し勿体ない。また先ほど挙げた通り、「ブースト」とエネルギーが共通の為、いざという時に使えない状況もあり得るのだ。
とはいえここに関しては、アップデートで既に一部リキャストタイムの修正が入っている。今後も改善されていく可能性は大いにあるので、期待したいところだ。
③序盤に使えるVAが少ない
VOIDCRISISの最大の特徴は、かっこいいロボット(VA)だと個人的には思っている。「ANUBIS」に出てくるような、近未来的でサイバネティックスなメカデザインは非常にかっこよく、このゲームを購入するきっかけの1つにもなった。
だが、このVAを使うためにはある程度ゲームを進めてプレイヤーレベルを上げないと解放されないため、序盤は使うことすらできない。できれば最初からたくさん使えるようにしてもらえれば、ただ闇雲に周回する必要もなくなるのではないだろうか。
後、VAの種類も4種とそれぞれのカスタム機しかないため、この辺りはもっと数を増やしてほしいと願うところだ。
④ステージが少ない
VOIDCRISISは地面を走るだけでなく、空中を操作して戦うことが売りのゲームだ。そのためマップの形や敵の配置などを理解した上で戦略を立てることに面白さを感じるはずなのだが、そのステージのボリュームが圧倒的に少ない。
用意されたステージ数は全部で4つしかなく、それぞれのステージに出てくるボスを倒すとゲームクリアとなる。しかし全て同じマップとなるため、ボスの違い以外にステージの特徴はほとんどないのだ。一応ランダムでマップの形は微妙に変わるのだが、出来ればいろんなステージで遊んでみたいところ。マップごとに得意不得意なVAがあれば、さらに戦略的な戦い方も出来るような気がするので、そんな遊び方を今後期待したい。
アップデートに期待な VOIDCRISIS
というわけで「ここが惜しいよ、VOIDCRISIS」について話させてもらった。
正直な感想を言えば、まだ途上的な段階ではある感は否めないが、それでも「ロボット」と「タワーオフェンス」という素材は、個人的にすごく気に入っているところなので、ぜひ今後のアップデートに期待したいところだ。また、マルチプレイも以外と白熱するので、友達と一緒に遊んでみてもいいかもしれない。
「VOIDCRISIS」はアーリーアクセス作品であるため、今後どんどんアップデートはされていくだろうし、発売して2週間足らずで既に3回もアップデートが行われているため、今後さらに良くなっていく可能性は非常に高い。
もちろん実際に買って遊んでみても全く問題ないが、今後どのように「VOIDCRISIS」がパワーアップされていくか、気になる人はぜひウィッシュリストに入れてチェックしてみてほしい。
商品名:VOIDCRISIS(ボイドクライシス) リリース日: 2022年8月4日 ※アーリーアクセス版 対応ハード:Steam 価格:2,480円(税込) ジャンル:アクション 開発元:HEXADRIVE Inc.
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