たった1人で開発した本格FPS【Bright Memory】レビュー

ゲームレビュー

中国の個人クリエイター「FYQD-Studio」が独学かつほぼ1人で開発した本格FPSゲームBright Memory: Infinite』が遂に11月12日にSteam・GOCでリリースされる。そのアーリーアクセス版Bright Memoryを本日はご紹介する。

 

銃と剣を駆使したハイクオリティFPSゲーム

 近未来をベースにしたハイスピードFPSBright Memory。“超自然科学研究機構(SRO)に所属している主人公の『シア』が銃や剣、さらには近未来武器を駆使して、世界の異変を調査すると言ったストーリー。このゲーム、1人で開発したとは思えないほどクオリティが高く、操作性やグラフィックやサウンドはメジャーゲームと比較しても遜色がない。

ゲーム本編は、様々な武器やスキルを組み合わせて華麗にコンボを決めていくのだが、具体的な内容に関しては、実際のプレイ画像をお見せしつつ紹介していく。

▲タイトル画面。この画面から既に期待値があがる。
▲ロード画面のグラフィックも綺麗

 

序盤から銃撃戦アクション開始

 主人公のシアが「SRO実験室」に来たところから物語が始まる。倒れている兵士を調べていると急に銃撃戦が起きる。ここからすぐにアクションがスタートするので気が抜けない。

▲画面に映っている女性が主人公のシア。以降はシアの視点で進行する。
▲開始1分で銃撃戦が始まるので、息つく暇もない

  

 初期武器「ハンドガン」を使い兵士を倒し先に進む。操作自体は通常のFPSと同じ感覚で行えるので、そこまで戸惑うことはないだろう。途中で「マシンガン」「ショットガン」を入手し、以降は銃は3種類の武器を使い分けて進む。
雑魚敵を倒すと、弾を落とすためそこで弾を補充しよう。

▲最初はハンドガンで応戦。通常のFPSゲームの感覚で狙おう
▲目の前にいる兵士を倒し先に実験室に進むシア

 

 シアは「電磁パルス」という武器を所持しおり、使用すると目の前にいる敵を浮かせることが出来る。この間敵は無防備となるため、空中にいる敵に向かって銃を乱射し「コンボ」を決めよう。

▲ボタンを押すことで目の前にいる敵を浮かすことが出来る
▲電磁パルスは1回使用すると一定期間使えなくなるので注意

 

 その後実験室の端末で調査していると、かつての知り合い「カーター」と出会う。『この件に首を突っ込むな』と警告するカーターだったが、突如実験内部が暴走。謎の光にシアとカーターの部隊は吸い込まれていく。

▲シアとカーターはかつて同じ部署に所属していたのだろうか
▲光に吸い込まれるカーター。そしてシアも同じ目に
▲ここでタイトルコール

 

格闘アクション『光刃』を敵に叩きこめ

 飛ばされた先は謎の遺跡だった。見渡すと周りの大地が浮いており、ここは北極に隠された浮遊大陸らしい。実験室の暴走時に見た光と同じものを見つけたシアは、遺跡を調査すべく奥に進む。

▲ここに飛ばされた理由を調べるべく遺跡に進む

 

 遺跡の奥には、獣型のモンスターや人型のモンスターが生息しており、突如襲い掛かってくる。武器で応戦するシア。

▲遺跡内には様々なモンスターがいる
▲人間ではなく骸骨やクリーチャーに近い。遺跡に住んでいる?

 

 シアには銃以外に「光刃」と呼ばれる剣を所持している。一度使うと一定時間使用できなくなるが、その威力は銃より高く、広範囲に攻撃出来る。またコンボ攻撃を繰り出すことや、空中にいる敵を切ることも出来るため、銃で敵をけん制しつつ「光刃」で敵を一気に薙ぎ払おう。

▲ゲージが光っている間は何回も切ることが出来る
▲「地裂斬」は剣を下に突き刺し広範囲に攻撃するコンボのフィニッシャー技だ

 

 敵を倒すと『XP』というスキルポイントが貰える。このポイントを使うと、能力アップや新しいスキルを習得出来る。能力アップで移動速度をアップしたり、新しいスキルでコンボを強化することも出来る。自分の育成方針に合わせて、積極的にパワーアップしていこう。

▲新しいスキルで新たなコンボルートを作り出す

 

 銃や剣のアクション以外にも、マップ探索のジャンプアクションや、謎解き要素も用意されている。遠い場所にはダッシュしながらジャンプして渡るなど、ただのFPSゲームに留まらない遊び方も充実。

▲グラップルやジャンプアクションでマップを縦横無尽に移動する
▲遺跡内には謎解き要素もある

 さらに奥に進むと、少し強めの中ボス的なモンスターが出現。この程度の大きさのモンスターであれば、「電磁パルス」の浮かしが有効なので、空中コンボを決めて大ダメージを与えよう。

▲狼と人間が混ざったような姿をしている。遺跡に関係あるのだろうか
▲近づきすぎると手痛いダメージを受けるので、銃や剣を使って距離を取ろう。

何故かかがり火に刺さっている剣があり、調べると「BONFIRE LIT」の文字が。
ダーク○ウル?
特に効果はなかったので、パロディ要素なのだろうか。

▲特にセーブが出来るわけではない

 

FPSなのにソウルライク!?

 かがり火の先に進むと全く別の場所にワープされるシア。するとそこには中世の騎士のような姿の敵が出現。さっきのかがり火要素ってこれの伏線?
今までと明らかに異質な姿の敵は本作1人目のボス。

ダ○ソ始まったな。

▲ソウルライクに出てきそうな敵。強そう

 「迷いの森の領主」は剣を使って攻撃する敵だが、めっぽう強いの注意。鈍重だと思ったら急にダッシュで距離を詰めてきたり、リーチの長い剣で攻撃されると一気に体力が削られる。こちらもバックダッシュを駆使してなるべく広く距離を取って戦おう。最初は鎧のせいで銃でダメージが与えにくいので、剣で削ってから銃で攻撃するのがおススメ。

▲連続でダメージを与えられると、一瞬でゲームオーバーに
▲ダメージを喰らい過ぎると、画面が白黒になり最終的には地面に倒れる

 

 ボスを倒して先に進むと、実験室でシアと同じように光に飲みこまれたカーターと再会。出会い頭いきなり戦闘態勢に突入。話だけでもさせてくれ。

▲カーターもこの遺跡を調べているのだろうか
▲警告なし発砲
▲余談だが、シアの戦闘服はやけにセクシー。FPSなので普段は見えないのが残念

 

 カーターの部隊は銃で攻撃してくるが、シアと同様「電磁パルス」を使ってダッシュ回避を使ってこちらの攻撃を避けてくる。銃で狙うのはかなり難しい為、剣を使って広範囲に攻撃しよう。

▲同じ装備を使っているところを見ると、やはりシアとカーターは同じ部隊だったのだろうか
▲目にもとまらぬスピードで移動する。雑魚敵なのにやたら強いので注意

 

 カーターの部隊を退けて遺跡調査再開。カーターは一体何を調べていたのだろか。調査中は先ほどのグラップルアクションやジャンプアクションなどを駆使して調べよう。

▲敵は出てこないので、落ち着いて探索しよう

 レバーを動かすと遺跡の中央から盃のようなアイテムが出現。カーターはこれを探していたのだろうか。

▲このレバーは遺跡内の他の場所にもある
▲台座から急に現れる奇妙なアイテム

 

 アイテムが現れると同時に、遺跡のモンスターが出現。モンスターを撃退しアイテムを入手するシアだったが、遺跡の底が崩壊。底にたまっていた水に落とされそのまま意識を失ってしまう。

▲先ほどのアイテムを守っているのだろうか
▲溺れて意識を失ってしまうシア

多種多様なアクションを駆使してボスを撃破せよ

 目が覚め少し進むと、前に来た場所にたどり着いた事に気づくシア。すると巨大なモンスターが突如出現。本作の最終ボスだ

▲以前謎解きをした場所に到着
▲「戦神・刑天」巨大な斧を振り回すボス

  

 ボスの攻撃は強力だが動きが鈍重の為、しっかり距離を取ってダメージを与えよう。銃や剣の他にも新しく獲得したスキルを使用してダメージを叩きこめ。マップが狭い為、常に広い場所を確保することも重要だ。
HPを削り切ると第2フェーズに行こう。雑魚モンスターの同時出現やマップから火炎放射ギミックが飛び出してきて更に攻略難易度が上がる。

▲距離を詰められたらダッシュ移動を使って広い場所に逃げよう
▲新スキル「光子フィールド」フィールド内に入った敵に継続ダメージを与える
▲第2フェーズの雑魚敵を倒して、弾を補充しよう

 

 第2フェーズまでHPを削り切ると「とどめアクション」が発動。電磁パルスの力を使いボスを壁に力一杯叩き込む。格闘アクションの見どころがあるところも「Bright Memory」の魅力の1つだ。

▲ボスにとどめを刺すべく近づくシア
▲電磁パルスを使いボスを殴る
▲とどめアクションもかなり見ごたえがある

 

ボスを倒し穴の先に進むと、そこにはカーターの部隊が宙づりされていた。ここでエンドロール。

一体誰の仕業なのか。この遺跡の謎は。カーターの狙いとは。

続きはBright Memory: Infinite』 で確認してほしい。

 

続きは11月12日発売 『Bright Memory: Infinite』

 『Bright Memory』いかがだっただろうか。グラフィック・アクション性・本格SFストーリーなど1人で作ったとは思えないほどハイクオリティFPSゲーム。その正規版Bright Memory: Infinite』 が11月12日Steam・GOCで発売予定だ。
気になる方はぜひチェックしてもらいたい。なお、本作を購入した方は『Bright Memory: Infinite』を無料でプレイ出来る権利をもらえるので、『Bright Memory』を購入してしまうのも良いだろう。

 さらに、本編に加えサウンドトラックやDLCスキンも同日に配信予定だ。スキンは『Bright Memory』でもいくつか実装されている。普段と違うシアの姿が見られる。

▲SRO以外に3種類のスキンが用意されている
▲このスキンは制服風シア
▲学生感が出て少し幼い印象を与える

 

 

 『Bright Memory: Infinite』については『マルメロゲームチャンネル』でも実況予定なので、実際の映像を見たい方はぜひチャンネルに遊びに来てくれ。

アーリーアクセスから2年、『Bright Memory: Infinite』がどのような進化を遂げたのか。今からプレイが楽しみだ。

Steam:Bright Memory: Infinite
“Bright Memory: Infinite”は個人デベロッパーFYQD-StudioのFPSとACTを融合したスピード感にあふれた最新作。さまざまなスキルや能力を組み合わせ、華麗なコンボを叩き込め。

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