ドイツで開催されている、ヨーロッパ最大のゲームイベント「gamescom 2022」で気になるゲームを見つけたのでご紹介したい。
タイトルは『Lies of P/ライズオブP』
このゲームは誰もが知っている児童文学「ピノッキオの冒険」を題材にしたアクションRPGである。昨年5月に初めてトレーラーが公開されたのだが、今回のイベントで最新映像がお披露目となった。
『Lies of P』は主人公ピノキオが自動人形が練り歩く街「クラット」を冒険し、人間となるためゼペット爺さんの元を目指すストーリーだ。原作もピノキオが人間になるストーリーだったので、その内容をオマージュしているのだろうか。鼻は特に長くないが。
特に注目してほしい点だが、『Lies of P』はなんとソウルライクアクションRPGなのだ。ソウルライクと言えば、フロム・ソフトウェアから発売されている、「デモンズソウル」や「ダークソウル」を指すゲームで、いわゆる「死にゲー」のことだ。このピノキオは人形である自分の腕を改造して様々な敵と戦うというのだ。
確かに様々な武器を使うソウルライクにおいて、自由に自分の腕をカスタマイズできる人形という設定は、実は非常に相性がいいのかもしれない。しかし、だからといってもあのピノキオが死にゲーとしてバッサバッサと敵をなぎ倒すシーンを誰が想像出来ただろうか。
ちなみに以前開発者のインタビューで30種類以上の武器が登場すると明言していたので、アクションゲームとしてもかなりボリュームがあることは間違いない。また、銃や剣以外にも火炎放射器やワイヤーフック、さらには武器調合といった飽きさせない試みなどもあるらしい。
さらにストーリーに関しても、原作の要素は取り入れつつ、残虐なストーリーや複雑な人間関係、裏切りといったダークファンタジーな要素を取り入れられているとのこと。元々「ピノキオの冒険」自体が、暗い物語や社会風刺が題材になっていることもあり、よりアダルティな視点でゲームを楽しむことが出来そうだ。時代背景的にも「ブラッドボーン」に近いかもしれない。
ダークファンタジーな「ピノキオ」いかがだっただろうか。
初めてトレーナーを見た時、「俺の知っているピノキオじゃない!」という衝撃が強烈すぎて、気付いたらこの記事を書いてしまったほどだ。
2023年発売としか情報は出ていないが、Steamページもあるため、気になる人はぜひウィッシュリストに登録して新情報を待っていてほしい。
※画像は動画からキャプチャしたもの
Steamページ
公式サイト
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