【遊戯王OCG】新規「ゴブリンライダー」実装。次はランク9ゴブリンか

遊戯王OCG

2024年7月27日発売の新パック「RAGE OF THE ABYSS(レイジ・オブ・ジ・アビス)」にて、既存テーマ『ゴブリンライダー』の新規カードの実装が発表された。

 

「ゴブリンライダー」は2023年10月発売のパック「PHANTOM NIGHTMARE」でカテゴライズされたテーマで、エクシーズモンスターを主体に戦うテーマだ。「ゴブリンライダー」とは書いてあるもの、名称指定されるのは魔法・罠カードのみで、モンスターは「ゴブリン」名称の指定のみなので、「ゴブリンドバーグ」や「スクラップ・ゴブリン」といった「ゴブリン」とだけ書かれたカードも採用出来る。とは言え、「ゴブリンライダー」のエクシーズモンスターは、ランク3・6なので、テーマ外からレベル3・6が採用されるケースが多い。

「ゴブリンライダー」はストーリーテーマ「罪宝」とも深く関係があるテーマだが、向こうがシリアス路線な一方で、こちらはどこかコミカルな演出が多いのが特徴だ。新パック「アザミナ」に登場したモンスターがこちらのカードにも描かれているので、ぜひチェックしてもらいたい。詳細は記事にまとめてあるので、よかったら見てみてほしい。


今回の新規カードでどういった強化がされたのか。イラストと共に早速効果を見ていこう。

 

天上天下百鬼羅刹(バッド・アス・ゴブリンライダーズ)

効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻2400/守 0
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドのモンスターが、存在しない場合または「ゴブリン」モンスターのみの場合、
このカードはリリースなしで召喚できる。
②:このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキからレベル4以下の「ゴブリン」モンスター1体を特殊召喚する。
③:このカードが墓地へ送られた場合、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドの「ゴブリン」Xモンスター1体のX素材とする。

①の効果は条件付きでリリース無しで召喚出来る効果。中盤以降「ゴブリン」モンスター以外が場にいると効果は使えないが、②の効果も相まって初動になれる。「百鬼羅刹大集会」が場にあれば召喚権を増やせるので、他に召喚権を切った場合でも召喚出来る。
②の効果はレベル4以下の「ゴブリン」モンスターをリクルートする効果。このカード以外の「ゴブリンライダー」は全てレベル3なので、状況に合わせてモンスターを選べる。百鬼羅刹 特攻ダグ」を場に出して、「百鬼羅刹大集会」をサーチすれば、ランク3・6・9のエクシーズモンスターを出せる。レベル6のこのカードが実装されたことで、ついにランク9モンスターが出せるようになった。
③の効果は「ゴブリン」エクシーズモンスターの素材に出来る。一番条件を満たしやすいのは、ゴブリンエクシーズモンスターの素材として墓地に落とす方法。これであれば効果を使って、そのまま相手モンスターを素材に出来る。相手ターンに発動できる「百鬼羅刹 爆音クラッタ」の効果を使えば、相手ターンの妨害にも使える。

イラストは「百鬼羅刹の大饕獣」を始めとした「ゴブリンライダー」の一味が、爆発と共に四方に飛び出している。恐らく何かの拍子で爆発したところから逃げている途中なのだろうが、あまり緊張感は感じない。

  

百鬼羅刹大収監(ゴブリンライダーだいしゅうかん)

速攻魔法
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
デッキから「ゴブリン」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン攻撃できない。
②:自分か相手のモンスターの攻撃宣言時、墓地のこのカードを除外し、
自分フィールドの「ゴブリン」XモンスターのX素材を任意の数だけ取り除いて発動できる。
相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、取り除いた数×1000ダウンする。

①の効果は自分フィールドのモンスターをリリースして「ゴブリンモンスター」をリクルートする効果。今回新規実装された「天上天下百鬼羅刹」を選んでそのまま展開を行ったり、「百鬼羅刹 爆音クラッタ」を選んでコストで墓地にいった「ゴブリン」モンスターを蘇生出来る。速攻魔法なので、「夢幻泡影」を躱すといった運用も出来るので、小回りがより効くようになった。
②の効果は相手モンスターの攻撃力をダウンさせる効果。横展開が得意なテーマであり、「百鬼羅刹大集会」が場にあれば全体のバンプアップも出来るので、一気に勝負を決めることも可能だが、「ゴブリンライダー」にとってエクシーズ素材は展開の肝なので、用法容量はよく考えて使用すべし。

イラストは牢屋の中で泣いている「百鬼羅刹 巨魁ガボンガ」と「黒魔女ディアベルスター」の所に、「ゴブリンライダー」の仲間が助けに来るシーンが描かれている。敵対している二人がなぜ同じ牢屋に捕まっているのか定かではないが、どうせ「ゴブリン」側が何かやらかしたんだろうな(勝手な憶測)

 

百鬼羅刹大危機(ゴブリンライダーだいピンチ)

永続罠
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:自分フィールドの「ゴブリン」モンスター1体と相手フィールドのモンスター1体、
または自分の墓地の「ゴブリン」モンスター1体と相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスター2体を除外する。
②:魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードを墓地へ送り、
自分の除外状態の「ゴブリン」モンスター5体を対象として発動できる(同名カードは1枚まで)。
そのモンスターを特殊召喚する。

①の効果は相手フィールのモンスター、または墓地のモンスターを除外出来る効果。シンプルに1対1で妨害が出来る効果と、永続罠なので毎ターン使えるのは強み。「ゴブリンライダー」は墓地利用する効果も多いので、除外し過ぎには注意
②の効果は除外された「ゴブリン」モンスターを5体一気に特殊召喚する豪快な効果。5体全てが対象となりさらに同名カードは1枚しか選べないので、かなり条件は厳しいが、決まれば禁止カード「異次元からの帰還」のような動きも出来る。まさにロマンカード。一応①の効果で除外カードを増やしたり、カードの効果で除外される「ゴブリン」モンスターカードもあるので、狙えなくはない。

イラストは「百鬼羅刹 巨魁ガボンガ」及び「ゴブリンライダー」モンスターと「黒魔女ディアベルスター」、そしてなぜか「飢渇聖徒エリュシクトーン」がいる。「飢渇聖徒エリュシクトーン」の背後に「ディアベルスター」がいるところを見ると、「アザミナ」と彼女は仲間と考えることも出来るが、果たして真相のほどは。

 

総括

「天上天下百鬼羅刹」が実装されたことで、初動札が増えたこと、展開要員も兼ねていること、さらにランク9を立てるようになりデッキパワーを大きく底上げた。「百鬼羅刹大収監」は手札誘発を躱すことも出来、初動以外の「ゴブリンライダー」を引き込むことが出来るようになった。「百鬼羅刹大危機」は今まで「百鬼羅刹 巨魁ガボンガ」以外の妨害要素が乏しかった「ゴブリンライダー」デッキの新たな妨害要素とロマン枠を確立することになった。
他の汎用カードを出張採用することを前提でデッキを組む必要があったが、ある程度純テーマで組めることになった事、そして新規カードで安定感が生まれたことは素直にありがたい。ストーリーテーマの一角でもあるので、今後は更なる新規カード「ゴブリン」ランク9モンスターの登場を待ちわびたいところだ。

 

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