2024年7月27日発売の新パック「RAGE OF THE ABYSS(レイジ・オブ・ジ・アビス)」にて、「霊使い」の新規カードの実装が発表された。
「水霊媒師エリア」が満を持して実装!先日「海皇・水精鱗」の新規カード実装があった事で、巷では「エリアが来るのではないか?」と囁かれていたが、遂にお披露目となった。「霊媒師」と名の付くカードはこのカード含め現状4種類存在し、名前からも分かるように「霊使い」がモデルとなっている。一番最初の実装となった「風霊媒師ウィン」が2019年11月ということを考えると、4人が揃うのに3年以上の月日が掛かったということになる。少しダウナーな見た目の「水霊媒師エリア」だが、四霊の最後の一人がどういった効果なのか、早速詳細を見ていこう。
水霊媒師エリア
効果モンスター
星5/水属性/魔法使い族/攻1850/守1500
このカード名はルール上「霊使い」カードとしても扱う。
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札からこのカードと水属性モンスター1体を捨てて発動できる。このカード以外の捨てたモンスターのレベル以上のレベルを持つ水属性モンスター1体をデッキから手札に加える。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は水属性以外のモンスターの効果を発動できない。
②:自分の水属性モンスターが戦闘で破壊された時に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
「霊媒師」モンスターは今までレベル5攻撃力1850守備力1500で統一されており、「サーチ」と手札からの特殊召喚効果を持っていたが、エリアも同様となった。
効果外テキストとしてルール上「霊使い」カードとしても扱う効果。「霊使い」のテーマデッキでも採用可能だ。
①の効果は自身と水属性モンスターをコストに、同時に捨てたモンスターのレベル以上の水属性モンスターをサーチする効果。コストとなったモンスターのレベル以上指定の為、捨てたモンスターと同じレベルでもサーチ可能。「エクシーズ」主体のテーマでも活躍できる。ただ2枚で1枚サーチなので、なるべく捨てたことをメリットに変えられる方が良い。ちょうど(ちょうど?)同パックに「海皇・水精鱗」の新規カードが実装されるため、一緒に採用してくれという事だろう。ただ、「海皇・水精鱗」で初動に引きたい「海皇子 ネプトアビス」などは低レベル帯が多い点や、「灰流うらら」を打たれた時のデメリットが多すぎる点、更には発動後は水属性以外のモンスター効果が発動出来なくなるなど、使いにくさが目立っている感はあるが、そこは「愛」の力で乗り越えてほしい。
②の効果は水属性モンスターが破壊された時に自身を手札から特殊召喚する効果。基本は①のサーチ効果をで使うケースが多いのであまりこちらの効果を使うケースはないと思うが、いざという時の壁役にはなると思う。
ちなみに現在実装されている「霊媒師」モンスターは、同種族モンスターをサーチするのは同じだが、指定内容は微妙に異なるので合わせて比較してみよう。
- 風霊媒師ウィン…自身以外の守備力1500以下
- 地霊媒師アウス…コストと同種族かつ攻撃力1850以下
- 火霊媒師ヒータ…自身以外のコストより高い攻撃力
- 水霊媒師エリア…自身以外のコスト以上のレベル
こうやって比較してみると、「ウィン」はサーチ範囲の広さとコストに依存しない点で優れている。一方で「アウス」は種族指定をすることで「増殖するG」がサーチしにくく、「ヒータ」は攻撃力より高くすることで「灰流うらら」をサーチ出来なくなっている。
強力な手札誘発カードのサーチを制限している一方で、「マルチャミー・フワロス」や「マルチャミー・プルリア」は、いずれも各「霊媒師」でサーチが出来るため、今後「ウィン」や「エリア」の価値が上がる可能性はあるかもしれない。ぜひ今回のパックでゲットしておきたいところだ。
後は残りの「光霊媒師ライナ」と「闇霊媒師ダルク」の実装を待つばかりだ。遊戯王カードゲーム25周年特別映像「Yu-Gi-Oh! CARD GAME THE CHRONICLES」でアニメーションが流れてたから、信じていいですよね?KONAMIさん?
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