【遊戯王MD】なんでこのカードがUR?「トイ・ボックス」の使い方を解説

遊戯王マスターデュエル

7月29日に実装された新パック「マスターズ・サーガ」に新規カード「トイ・ボックス」が実装された。

「トイ・ボックス」は2023年12月16日に発売された「PREMIUM PACK 2024」に収録されたカードで、同期では今回のパックに同じく実装された「電極獣カチオン」や「紅蓮王 フレイム・クライム」などがある。しかし「PREMIUM PACK 2024」に収録されたカードで、レアリティがURなのはこの「トイ・ボックス」だけである。一見強そうなカードには見えないが、実は今後実装されるテーマと非常に相性が良いのである。では詳細を見ていこう。

 

永続魔法
①:1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●元々のカード名に「トイ」を含む、自身を魔法カード扱いで手札から魔法&罠ゾーンにセットできる効果を持つモンスターを自分の手札・デッキ・モンスターゾーン(表側表示)・墓地から2体まで選び、魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンにセットする。
●自分の魔法&罠ゾーンのカードを2枚まで破壊する。
②:1ターンに1度、相手モンスターの攻撃宣言時、自分フィールドの裏側表示カード1枚を墓地へ送って発動できる。その相手モンスターを破壊する。

「トイ・ボックス」は「トイモンスター」にカテゴライズされるモンスターのサポート魔法カードである。
①の効果は「トイモンスター」を除外を除くあらゆる場所から2体魔法カード扱いでセットする効果。または自分の魔法・罠ゾーンのカードを2枚まで破壊する効果。「トイモンスター」は「トイ・ソルジャー」「トイ・タンク」「トイ・マジシャン」が存在し、レベル4の光属性で統一されている。全てのカードで自身を魔法&罠ゾーンにセットする効果と墓地に行った時に蘇生する効果を持っているため、「トイ・ボックス」で破壊すればそのまま蘇生、つまり召喚権を使わずにレベル4モンスターを並べる事が出来る。(「トイ・マジシャン」は相手依存の為、「トイ・ボックス」の効果では蘇生出来ないので注意)

②の効果は相手モンスターの攻撃宣言時裏側表示カードを墓地に送って相手モンスターを破壊する効果。①の効果でセットした「トイモンスター」をコストにすれば容易に発動が可能だ。

 

こう見るとレベル4軸のサポートカードの様にも見えるが、実は今後マスターデュエルで実装されるテーマ「白き森」と非常に相性が良く、「白き森」テーマにトイモンスターが構築されているケースも多い。

 

「白き森」はシンクロモンスターを主体に戦うテーマで、手札・フィールドの魔法カードを墓地に送ることでモンスター効果を発動する事が出来る。テーマ内の魔法・罠カードは「モンスターの効果を発動するために墓地へ送られた場合に自分フィールドにセットする」共通効果を持っているのだが、この効果は「トイモンスター」の効果に類似しており、「白き森」モンスター効果のコストにセットされた「トイモンスター」使えばそのまま蘇生が出来る。さらに「トイ・ソルジャー」は場に「トイ・ボックス」がある時、光属性・レベル4モンスターをサーチ出来るため、「白き森」モンスターのサーチに活用出来たり、「トイ・タンク」はレベル6以下のモンスター1体を蘇生する効果を持っているため、「白き森」シンクロモンスターを蘇生することも出来ると、「白き森」のサポートに非常にマッチしているのだ。
つまり「トイ・ボックス」がURとなった理由の1つとして、今後実装される「白き森」と相性の良い「トイモンスター」のサポートができるからだろう。

「白き森」は2024年4月に発売されたパックに実装されたテーマなので、マスターデュエルに実装されるのはもう少し先だと思うが、テーマ自体も強く面白いテーマのなので、今回のパックで「トイ・ボックス」が引けた人は、砕かずに大事に持っておくことをおススメする。

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