【遊戯王MD】今後実装されるテーマ一覧 ※2024年7月現在

遊戯王マスターデュエル

2024年7月現在で、マスターデュエルにまだ実装されていないテーマカードを特徴も踏まえてまとめてみた。OCGに実装された順に並べてあるので、どの順番で実装されるか今後の参考にしてもらいたい。

 

PHANTOM NIGHTMARE(2023年10月28日)

粛声

2000年に登場した儀式モンスター「ローガーディアン」がまさかのリメイク化。「粛声」というカテゴリに属し、儀式召喚をベースに戦うミッドレンジ型の新規テーマ。粛声なる守護者ローガーディアン」と「粛声の祈り手ローを並べて戦うため、展開数は少なく「増殖するG」や「ニビル」の受けも良い。現在も環境上位に位置するテーマの1つ。

 

ゴブリンライダー

「ゴブリンライダー」は「罪宝」ストーリーに関するテーマに出てくるモンスターで、レベル3を軸にエクシーズモンスターを駆使して戦う。正確には「ゴブリン」名称を指定したテーマで、「ゴブリン」と名の付くカードであれば、テーマ外のカードも採用出来る。相手のエクシーズ素材を自分の素材として扱う効果などもあり、エクシーズメタとしても扱える。「罪宝」ストーリーがシリアス路線なのに対し、「ゴブリンライダー」はコミカル路線なので、イラストも面白いものが多い。ヒャッハー系

 

RR(レイドラプター)

RR(レイドラプター)が同パックで強化された。「RUM」魔法カードをサーチする「RR-ブレイブ・ストリクス」やOCGオリジナルカードでは初のランク13となる「RR-ライジング・リベリオン・ファルコン」が実装され、強固な耐性と圧倒的火力で出来を殲滅出来るようになった。やぶ蛇」の特殊召喚先としても有能。

 

アロマ

「アロマ」は古くからあるテーマで、その見た目の華やかさからも人気の高いテーマだ。ライフを回復することで効果が発動する効果が多く。ライフアドバンテージを維持しながら戦うテーマ。同パックで「アロマリリス-ロザリーナ」という初動カードを得たほか、「アロマ」のキーカード「○○の風」のサーチ魔法カードや「アロマリリス-ローズマリー」「アロマリリス-マグノリア」の実装等、アロマ独自のライフ回復路線はそのままで、全体の強化が行われた。

 

TERMINAL WORLD(2023年11月25日)

氷結界

2008年の「DUEL TERMINAL(デュエルターミナル)」で初登場した「氷結界」は、シンクロをベースに戦うテーマで、除外やバウンスなど相手の妨害を得意とする。「氷結界の龍 トリシューラ」はかつて環境を席巻したカードとしても有名だ。新規カード「氷霊山の龍祖 ランセア」で相手の妨害と、EXデッキから「氷結界」シンクロモンスターを展開出来るようになり、継戦能力が向上した。

 

ジェネクス

「ジェネクス」モンスターは召喚時に発動する効果が多く、単一テーマとして中々戦いにくかったのだが、リペア・ジェネクス・コントローラー」が実装されたことで、かねてからの問題が解消された。「ジェネクス」はサーチ効果を持ったモンスターが数多く存在するため、「リペア・ジェネクス・コントローラー」を軸に大型シンクロモンスターを展開して戦うことができる。

 

インフェルノイド

「インフェルノイド」モンスターは通常召喚が出来ず、墓地のモンスターを除外することで特殊召喚するテーマだ。そのため「隣の芝刈り」等を使った60枚デッキが主流過去環境トップとなったこともあるテーマだ。元々先行展開が苦手なデッキではあったが、今回遂に「インフェルノイド」のリンクモンスター「インフェルノイド・フラッド
」が実装された
ことで、先行展開も可能となり、テーマ全体がより強化され、現在も環境に顔を出すほどになった。

 

霊獣

「霊獣」は「霊獣使い」「精霊獣」「聖霊獣騎」を内包するテーマで、融合やエクストラモンスターを駆使して戦う。特殊召喚が1ターンに1度しかできなかったり、モンスターを除外することで展開を行うなど、展開方法が他のテーマと比べて大分特殊であり、このテーマを使いこなすためにはかなりの練度が必要となる。なので、そのあたりの処理を勝手にやってくれるマスターデュエルとは相性が良いと言える。デッキパワーは高く現環境でも上位に入賞することも。

 

LEGACY OF DESTRUCTION(2024年1月27日)

光の黄金櫃

原作主人公武藤遊戯(通称表遊戯)が使っていたモンスター達を「光の黄金櫃」というテーマで一括りにしたテーマ。永続魔法「光の黄金櫃」が場にあることで特殊召喚出来たり、効果が使えるようになるモンスターが多い為、「王の棺」を使った「ホルス」に近い運用となる。「破壊竜ガンドラG」や「サイレント・マジシャン・ゼロ」などが実装されているため、原作ファンであれば是非触ってもらいたいテーマの1つだ。

 

天盃龍

「天盃龍」は後攻特化したテーマで、大型のドラゴンシンクロモンスターを駆使してワンターンキルを狙う、現環境でもトップクラスのテーマとなっている。現代遊戯王において先行絶対主義の中現れた同テーマは、後攻であってもフィールド魔法「盃満ちる燦幻荘」による強固な耐性の元、戦うことが出来る(あまりにも強すぎたため現在制限カードになった)。マスターデュエルはサイドデッキでの対策が出来ないので、おそらく「天盃龍」は環境トップになると踏んでいる。

 

蕾禍

「蕾禍」リンクモンスターを主体に戦うテーマで、下級モンスターを含め全て「植物族」「昆虫族」「爬虫類族」で構成されている。特殊召喚時の展開制約には、「蕾禍」ではなく上記の「3種族」が指定されるため「蕾禍」以外のテーマと組むのがスタンダード。複合する主なテーマは、植物族であれば「蟲惑魔」「六花」「サンアバロン」、昆虫族であれば「ビートルーパー」や「ビー・フォース」、爬虫類族であれば「溟界」などが挙げられる。

 

アンティーク・ギア

「アンティーク・ギア」はアニメ遊戯王GXのクロノス教授が愛用していたモンスター群で、その歴史は古く今までも数多くのカードが実装されてきた。カテゴリ共通の効果として「ダメージステップ時に相手は魔法・罠カードを発動出来ない」というものがあり、フィールド魔法「歯車街」で展開のサポートをしながら、高い攻撃力で相手をねじ伏せる。新規に古代の機械暗黒巨人等が実装されたことで、「歯車街」をサーチ出来るようになり、展開力が大幅に向上した。

 

幻奏

「幻奏」はアニメ遊戯王ARC-Vの柊柚子が使用するモンスター群で、作品初期から実装されていたテーマの1つだ。強固な耐性は持っているものの、展開力や妨害力は今一つだったため、ファンデッキの域を出なかったが、新規にペンデュラムモンスターが実装されたことで、一気に環境級のパワーを手に入れた。強固な耐性で盤面を固めつつ、エース融合モンスター「幻奏の華歌神フラワリング・エトワール」で相手盤面を一気に除去して勝利を勝ち取る。「幻奏」単体テーマも去ることながら、ペンデュラムテーマ「覇王門」と組んだ「幻奏覇王」も大会でも結果を残している。

 

ライトロード

「ライトロード」は2008年にカテゴリ化したカード群で、「デッキからカードを墓地に落として効果を発動する」カード効果を持っている。当時は今ほど墓地を有効活用するテーマは少なかったこともあり、「ライトロード」はかなりのデッキパワーを誇っていた。新規カード神光の龍による「裁きの龍」と「戒めの龍」の同時展開や、「ライトロード・アテナ ミネルバ」による墓地落とし効果の強化など、デッキの特性を活かしつつパワーが底上げされた。

 

INFINITE FORBIDDEN(2024年4月27日)

千年・ミレニアム

「ミレニアム」及び「千年」と名のついたモンスター群のテーマ。それぞれ別のテーマ群ではあるものの、類似する効果が多い為、ここでは合わせて紹介させてもらう。「千年」は「千年原人」や「千年の盾」のリメイク、「ミレニアム」では「アブソリューター」や「月明かりの乙女」のリメイクなど、かつてのモンスター達をリメイクしたカードが多く、「モンスターを永続魔法カード扱いで場に置く」ことで展開を行う。さらに「千年の十字」で特殊召喚される「幻の召喚神エクゾディア」は、「封印されし」モンスターカードを相手に見せて融合するため、「自慢融合」と呼ばれることも。ふざけた名前が付いているが、モンスターの効果は強力である。

 

白き森

「白き森」は「罪宝」ストーリーの1つで、「黒魔女ディアベルスター」や「原罪のディアベルゼ」の幼少期の姿が描かれている。手札・フィールドの魔法カードを墓地に送ることでモンスター効果を発動し、主にシンクロモンスターを使って展開や妨害を行う。テーマ内魔法カードは墓地に送られた時サルベージする共通効果を持っているため、コストを抑えつつ展開する事が出来る。「白き森」ストーリーは後々「アザミナ」というテーマにも絡んでくるため、OCGストーリーに興味がある人もぜひ押さえておきたいテーマの1つだ。

 

デモンスミス

今や環境で見ない日は無く、『「デモンスミス」に非ずんば遊戯王に非ず』と言わしめるほど、ほとんどの環境テーマに出張している「デモンスミス」カード群。テーマ内で展開や妨害なども行えるといった特徴も去ることながら、特筆すべきは召喚権を使わずにランク6・リンク2モンスターを場に出すことにあり、更に種族縛りなどの制約が付かないため、ありとあらゆる環境テーマに出張している。いずれ規制される定めにあるとは思うが、マスターデュエルに実装された際もその力を存分に味わおう。

 

ギミック・パペット

「ギミックパペット」はアニメ遊戯王ZEXALに出てくるⅣが駆使するモンスター群で、エクシーズモンスターを主体に戦うテーマだ。ランク8を主体に戦うテーマの為、特殊召喚とレベル変動を使い展開を行う。キャラクターの人気も相まって人気テーマではあったものの、ファンデッキの域を出なかったが、新規カードの実装で一気に環境クラスまで駆け上がり、一部カードが制限対象となった事で往年のファンからは「あのギミックパペットが制限カード…?」と驚きと戸惑いの声が上がった。それでもテーマの強さは変わっていない為、マスターデュエルに実装された暁には、ぜひこのデッキを握って「ファンサービス」を決めてほしい。

 

ドライトロン

「ドライトロン」は機械族・特殊召喚モンスター(通常召喚出来ないモンスター)で統一されたテーマで、儀式カードでモンスターを展開・制圧していくデッキだ。本来はレベルの高さ故、場に出しにくいことで効果の強さを免除されていた「崇光なる宣告者」が簡単に出せるようになったことで、「宣告者」を混ぜたデッキが主流だった。しかし新規カード「竜儀巧-メテオニス=DAD」による妨害効果と耐性、そして展開力に優れた「竜輝巧-νⅡ」が「機械族」しか出せない縛りが付いたため、遂に「宣告者」から卒業を迎えることになった。「宣告者」の妨害に頼らない圧倒的パワーを秘めた「ドライトロン」デッキを感じてほしい。

 

光と闇

「光と闇」は正確にはテーマカードではないが、光と闇の竜」のリメイクカード「光と闇の竜王」が実装されたことと、それと相性の良いドラゴン族カードも同時に実装されたため、敢えてここにも書かせていただいた。リメイク元のカード同様、相手のカードを何度も無効にすることを得意とする。ちなみに「光と闇の竜」は漫画版遊戯王CXの万城目準のエースモンスターでもある。ドラゴン族のテーマカードであれば、組み合わせて使う事が出来るため、色んなドラゴン族デッキの出張枠として活躍できそうだ。

 

デュエリストパック -輝光のデュエリスト編-(2024年5月25日)

タキオン

「タキオン」は元々「ギャラクシー」のテーマに属するカード群であったが、「デュエリストパック-輝光のデュエリスト編」でカテゴリ化した。アニメZEXALIIセカンドでミザエルが使用したカードで、No.107 銀河眼の時空竜」などランク8のエクシーズモンスターを中心に戦うデッキだ。新たに実装された「銀河眼の時源竜」や「神影金龍ドラッグルクシオン」が「タキオン」カードをサーチ出来るようになった事で、展開の補助や最強カウンター罠タキオン・トランスミグレイションを有効に活用出来るようになったりと、「タキオン」テーマ単体でも十分に戦えるようになった。

 

XYZ

「XYZ」はユニオンモンスターを中心に戦うテーマで、かつて原作遊戯王の海馬瀬人が使ったXYZ-ドラゴン・キャノン」のリメイクカード「XYZ-ハイパー・ドラゴン・キャノン」が新たに実装された。元々「VW」や「ABC」のユニオンモンスター等、類似するカードは多数実装されているが、リメイクとなったのは今回初。展開力の向上や妨害効果など、現在遊戯王にあった能力にパワーアップしているが、面白いところでオベリスクの巨神兵」と一定のシナジーがある点だろう。「ユニオン・アクティベーション」というカードはそれを表したカードデザインとなっており、原作で海馬瀬人が「XYZ-ドラゴン・キャノン」を生贄に「オベリスクの巨神兵」を召喚したことの再現が可能となっている。原作が好きな人はぜひ一緒に採用してみても面白いだろう。

 

トリックスター

「トリックスター」はリンクモンスターを中心に、バーンダメージを中心に、デッキ破壊やハンデスを取り入れたトリッキーなカード群だ。アニメVRAINSにおいて財前 葵/ブルーエンジェルが使用していた。上記の通りテクニカルな戦い方を求めらるテーマではあるため、今回実装された「トリックスター・ノーブルエンジェル」などを駆使して相手を翻弄して戦う。

  

アニメーション クロニクル 2024(2024年6月22日)

Em(エンタメイジ)

「Em(エンタメイジ)」はペンデュラム効果を使い名が、レベル4・ランク4のモンスターを中心に展開して戦うデッキだ。アニメARC-Vのデニス・マックフィールドが使用したモンスター群。OCGで新規カードが実装された少し前に、「Emヒグルミ」がエラッタ復帰したことと合わせて新規カードが実装された。「Emファイヤー・ダンサー」によるサーチ効果や、「Emトラピーズ・マジシャン」をランクアップした「Emトラピーズ・ハイ・マジシャン」で戦う。

 

魅惑の女王(アリュール・クィーン)

「魅惑の女王」は2006年にカテゴリしたかなり古いテーマのカード群だったのだが、まさかの新規カードが実装された。「魅惑の女王」の効果モンスターは「LVモンスター」であり、モンスター効果を使ってレベルを上げていく。相手モンスターを装備する厄介な効果を持っているが、初のリンクモンスター「金色の魅惑の女王」は「魅惑の女王」全般のサポートが出来るようになり、装備カード化を相手ターンに発動できるようになるなど、テーマ全体のパワーを大幅に底上げした。このパック以降も新規カードが実装されたりしているので、今後の動向にも注目だ。

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