【遊戯王OCG】「リンク・デコーダー」の価格が高騰している件を解説

遊戯王OCG

2024年8月現在、とあるモンスターカードの価格が高騰している。

 

「リンク・デコーダー」である。

「リンク・デコーダー」は2023年3月17日に発売された「ザ・ヴァリュアブル・ブックEX3」に付属されたカードで、とあるテーマと相性が良いと評価されていることで、価格が高騰している。つい先日までは買取価格500円程度だったが、現在は1500円前後まで上がってきている。今日はその理由について解説していこうと思う。

 

リンク・デコーダー

リンク・効果モンスター
リンク1/闇属性/サイバース族/攻 300
【リンクマーカー:下】
レベル4以下のサイバース族モンスター1体
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:元々の攻撃力が2300以上のサイバース族リンクモンスターのリンク素材としてこのカードが墓地へ送られた場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。

レベル4以下の「サイバース族」を素材にする「リンク1」モンスターで、素材の緩さからサイバースを扱うデッキであればどんなデッキでも採用が検討出来る。

①の効果は元々の攻撃力が2300以上のサイバース族リンクモンスターのリンク素材とした時蘇生する効果。「サイバース」の連続リンク召喚の時にこのカードを経由することで、更にリンク値を伸ばすことが出来る。特にトランスコード・トーカーと相性が良く、攻撃力が2300のためリンク素材に使った時自身を蘇生出来る。
「サイバース族」が場に2体いれば「スプラッシュ・メイジ」をリンク召喚し、素材の1体を蘇生。その1体を「リンク・デコーダー」にリンク召喚し「スプラッシュメイジ」とで「トランスコード・トーカー」を場に出せば、「トランスコード・トーカー」の蘇生効果も合わせて一気にリンク値を6まで伸ばすことが出来る。

 

主に「サイバース」デッキで使われる「リンク・デコーダー」であるが、2024年8月24日発売のデッキビルトパック「クロスオーバー・ブレイカーズ」に収録される新規テーマ「M∀LICE」と相性が良いことで注目されている。

 

「M∀LICE」は「サイバース族」で統一されたテーマで、テーマ内のモンスターを素材にリンク召喚を行うデッキだ。デッキ内の制約は「リンクモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない」しかないため、既存の「サイバース族」テーマを活かすことが出来る。
そして、テーマ内にいるリンク3モンスター「M∀LICE<Q>RED RANSOM」や「M∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTER」は攻撃力2300以上あるため、「リンク・デコーダー」の効果を活かすことが出来る。特に展開の中継地点地点になりがちな「M∀LICE<Q>RED RANSOM」の攻撃力は2300ぴったしのため、まさに「リンク・デコーダー」をデッキに入れろと言わんばかりのステータスとなっている。

詳細は下記の記事にまとめているので、良かったら参考にしてもらいたい。

ただ、「M∀LICE」は現状カードプールが未完なこともあり、まだ力不足なテーマであることは否めないが、「サイバース族」テーマと相性が良いことは間違いないので、「M∀LICE」を組みたいと思っている人は、ぜひ「リンク・デコーダー」を手に入れてもらいたい。ただ、現在は再録されておらず、「ザ・ヴァリュアブル・ブックEX3」でしか手に入れられないため、入手難易度は少し高め。

現状「M∀LICE」はそこまで環境にのし上がってくるテーマではないと思われるため、「リンク・デコーダー」の価格もある程度落ち着いてくると思うが、「M∀LICE」は「見た目の良さ」からかなり需要は高そうではある。今後の「リンク・デコーダー」の価値についても注目してきたい。

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