【遊戯王OCG】「炎の剣士」をメタル化した新規カードの効果を解説

遊戯王OCG

2024年10月26日発売予定の新パック「SUPREME DARKNESS(スプリーム・ダークネス)」にて、「メタル化」の新規カードの収録が発表された。

「メタル化」は2024年7月発売の「RAGE OF THE ABYSS」でカテゴリ化したテーマで、20年以上前に登場した「メタル化・魔法反射装甲」をリメイクした「メタル化・強化反射装甲」を使用して戦うカード群を指す。現在まで「レッドアイズ・ブラックフルメタルドラゴン」と「メタル・デビルゾアX」の「メタル化」モンスターが実装されている。今回のパックで新たに「戦士族」の「メタル化」モンスターと、新たなメタル化罠カードが収録された。どんな効果を持っているか、早速詳細を見ていこう。

 

鋼炎の剣士(メタルフレイム・ソードマン)

レベル6 炎属性
機械族/特殊召喚/効果 ATK/2500 DEF/1600
このカードは通常召喚できず、レベル5以上の戦士族モンスターをリリースして発動した「メタル化・強化反射装甲」の効果で特殊召喚できる。
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:手札のこのカードを相手に見せて発動できる。「鋼炎の剣士」以外の「メタル化・強化反射装甲」のカード名が記されたカード1枚をデッキから手札に加え、このカードをデッキに戻す。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手が効果を発動する度に、このカードの攻撃力は300アップし、相手に500ダメージを与える。

レベル・炎属性・機械族の特殊召喚モンスターで、「メタル化・強化反射装甲カードのサーチ効果、バーン効果を持つ。

「メタル化」テーマのモンスターと同じ、レベル5以上の特定種族をリリースして「メタル化・強化反射装甲」の効果で特殊召喚が可能なモンスター。このモンスターは「戦士族」を指定しており、「炎の剣士」をメタル化したカードと思われる。直近に発売されたパック「WORLD PREMIERE PACK 2024」に「炎の剣士」関連のカードが収録されていたため、そちらのデッキに採用しても面白いかもしれない。その他上級「戦士族」モンスターを採用しているテーマや、「鋼鉄の幻想師」の効果で種族を「戦士族」に変更して特殊召喚する事が可能。

 

①の効果はメタル化・強化反射装甲」のカード名が書かれたカードをサーチする効果。「レッドアイズ・ブラックフルメタルドラゴン」と「メタル・デビルゾアX」と異なり、メタル化・強化反射装甲のカード名が記されたカード全般がサーチ可能のため、汎用性が高い。この効果で「鋼鉄の幻想師」や「迫りくる機械」をサーチすれば、全ての「メタル化」モンスターを特殊召喚可能だ。

②の効果は相手の効果が発動する度に、自身の攻撃力アップと相手にバーンダメージを与える効果。回数制限はない為、相手が動けば動くほどステータスアップとバーンダメージが重く圧し掛かる。さらにメタル化・強化反射装甲が装備されているため、モンスター効果及び魔法効果に対象耐性を得ているため、より強固な存在となれる。「戦士族」テーマとは少し外れるが、「真紅眼の鋼炎竜」を同時に並べられれば、効果の度に1000ダメージを与える為、さらにプレッシャーを掛けることが可能だ。

 

②の効果はバーン効果のため、ピンポイント採用となるが、「メタル化」全般を採用しているデッキであれば、万能サーチカードとなるので、デッキ全体の安定性が上昇したと言える。また上記の通り、「真紅眼の鋼炎竜」を採用しやすい「レッドアイズ」に「メタル化」を組み込むのも面白いだろう。以前ブログで「原石メタル化レッドアイズ」の記事をまとめているのだが、このカードをピン差ししても面白そうだ。

 

メタル化・鋼炎装甲(フレイム・コーティング)

通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:「メタル化・強化反射装甲」のカード名が記された自分フィールドの表側表示モンスター1体をリリースしてこのカードを発動できる。「メタル化・強化反射装甲」のカード名が記された通常召喚できないモンスター1体を召喚条件を無視してデッキから特殊召喚する。その後、このカードを以下の効果を持つ装備カード扱いでそのモンスターに装備できる。
●装備モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを墓地へ送る事ができる。

「メタル化」テーマに属する通常罠カードで、「メタル化」モンスターを召喚条件を無視してリクルートする効果、及び破壊時肩代わり効果を持つ。メタル化・強化反射装甲」に次ぐ「メタル化」モンスターを特殊召喚する効果である。

Version 1.0.0

①の効果はメタル化・強化反射装甲」のカード名が記されたモンスターをリリースして、「メタル化・強化反射装甲」のカード名が記されたモンスターを召喚条件を無視してリクルートする効果と、装備モンスターの破壊時肩代わりする効果。「メタル化・強化反射装甲同様、「メタル化」モンスターを特殊召喚する効果は同じだが、リリースするモンスターはメタル化・強化反射装甲が記されたカードで良い為、「メタル化」に関するモンスター全てがリリース対象となる。これにより種族を問わず特殊召喚が出来るようになったので、非常に使いやすくなった反面、蘇生制限を満たすことが出来ず、デッキからしか特殊召喚が出来ないというデメリットがある。さらに、装備効果が破壊時の肩代わり効果のみのため、モンスター・魔法の対象耐性を持つメタル化・強化反射装甲よりは性能が劣る。

このようにメタル化・強化反射装甲と比較した場合、使いやすさや装備効果等細かい点で効果が異なるため、メリット・デメリットを意識する必要がある。一方で今までメタル化・強化反射装甲でしか特殊召喚できなく、マストカウンターになりがちだったカードに、第2の矢が用意できた点は大きい。「メタル化」をメイン戦術として戦うテーマであれば、大いに採用の余地があるカードとなるだろう。

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