ここ最近、ニンテンドーダイレクトやTGS2022など新作タイトルの紹介が目白押しく、ゲーマーとして非常に楽しい時間を過ごしている。
その中で、ふと思った事が一番最初に遊んだRPGゲームは何だろうかという事。小さい頃はRPGのハードルが高く、たくさん遊ぶことが出来なかったが、その中でも思い返すと「クロノトリガー」のような気がした。
クロノトリガーがいかに名作なのか今さら語る必要はないかもしれないが、自分は「ドット絵」のゲームが昔から好きなのだ。最近のゲームはほとんど3D描画なので、ドット描画は今だと珍しいが、昔遊んだゲームを思い返すようで、ドットゲームを見ると今でもついチェックしてしまう。
そんな中、今から4年前に見かけたゲームに衝撃を受けた。
そう、『オクトパストラベラー』である。昔ながらのドット絵グラフィックを美麗に進化させつつ、戦闘音楽のかっこよさ、バトルシステムの奥深さはまさに名作。好きなRPGは数多くあれど、おそらく5本の指に入るくらい好きなRPGだ。
その「オクトパストラベラー」の新作が、先日のニンテンドーダイレクトで正式発表され、TGS2022でも最新情報がお披露目されたのだ。今日は今一番期待している新作ゲーム「オクトパストラベラー2」の最新情報をお届けしたい。
オクトパストラベラーⅡ
2023年2月24日発売予定
Switch、PS4、PS5、Steam、
7800円(税込) パッケージ/ダウンロード
「オクトパストラベラー2」はシリーズの完全新作となる。「オクトパストラベラー 大陸の覇者」がソシャゲでリリースされているが、コンシューマとしては2作目だ。
今作のテーマは「変化」ではなく「進化」。今まであったオクトパストラベラー要素、例えば8人の主人公や独自アクションの「フィールドコマンド」、「ブレイク&ブースト」を使った戦闘は残しつつ、かつ映像・音楽・システムなどあらゆる面をパワーアップさせたとのこと。その進化した要素を4つに分けて紹介しよう。
進化を遂げた『HD-2D』のグラフィック
「オクトパストラベラー」の特徴の1つと言えば『HD-2D』のグラフィックだ。町や風景などとても美しく、特に水の表現は息を呑む美しさだが、今作はさらにパワーアップしている。特に一番の特徴はカメラアングルだ。前作は見下ろし一視点だったのが、今作では斜めからなど大胆なカメラワークとなった。マップ以外の戦闘でもカメラアングルが変わるため、より盛り上がる演出を感じることが出来るだろう。
細かい違いとして、登場人物達の等身が上がっている。これにより細かい演習が表現できるようになった。特に戦闘モーションが必見。前作では大きな攻撃時に大きな動きが無かったが、敵味方問わず戦闘アクションのアニメーションがパワーアップしている。
出身も職業も異なる新たな8人の旅人たち
ここで気になる8人の主人公達を紹介しよう。
剣士…ヒカリ
踊り子…アグネア
商人…パルテティオ
学者…オズバルド
盗賊…ソローネ
神官…テメノス
狩人…オーシュット
薬師…キャスティ
前作と職業は同じだが、キャラクターやストーリーは当然新しくなっている。
主人公はそれぞれ別々の街から物語が始まるのは前作と一緒だ。獣人達が住む町、アジアンテイストな町、文明が進化した都会、監獄島がある町など様々な町がある。時代背景は、前作が13世紀~14世紀くらいのイメージだったのに対し、今作は少し先の未来となっているとのことだ。
ちなみにこの主人公8人の名前の頭文字をとって「OCTOPATH」となるのも前作通りだ。
昼と夜で変わる新たな旅の舞台「ソリスティア」
今作の特徴の1つとして「昼」と「夜」が存在する。昼と夜に分かれるのはゲームとしてはそれほど珍しくないのだが、「オクトパストラベラー2」では、1ボタンで昼と夜が一瞬(シームレス)で切り替わり、その際に風景や人々の暮らしぶりも変わるのだ。
時間を変えることで様々なイベントに変化が訪れることは想像に難くないので、1つの街で2度楽しめるというわけだ。昼と夜を切り替えると音楽もシームレスに切り替わり、曲調も時間帯に合わせてガラッと変わるので、ぜひ町に着いたら昼と夜両方の姿を楽しみたいところだ。
また今まで移動は徒歩が基本だったが、ボートによる水上移動や、縄を使っての上下の移動など前作になかった要素も盛り込まれている。
オクトパストラベラーでは、主人公たちがそれぞれ「フィールドコマンド」という、街中で使えるコマンドがあるのだが、今作は昼と夜でフィールドコマンドを1つずつ持っている。
例えば剣士「ヒカリ」は、昼は町の人と戦って勝つと技を覚えられる「試合」というフィールドコマンドが使える。しかし、夜になると「買収」というフィールドコマンドに変わり、お金を払い冒険に役立つ情報を買うことが出来るのだ。
他にも踊り子の「アグネア」は、昼は町の人を仲間に出来る「誘惑」で、夜は町の人からアイテムをもらうことが出来る「おねだり」や、商人の「パルテティオ」の夜のコマンド「雇う」はお金を渡して町の人を雇うことが出来るなど、それぞれの職業に合ったコマンドを持っている。
他の主人公たちの情報はまだ公開されていないので、今後も随時チェックしていきたい。
新システムでさらに奥深くなったバトル
先ほど新しくなった「フィールドコマンド」について説明したが、バトルで使えるものもある。
例えばヒカリの「試合」で覚えた技はバトル中に使う事が出来る。本来剣士は、剣か槍でしか攻撃出来ないのだが、技を使えば他の武器で攻撃することが出来、戦略の幅が広がる。
また踊り子アグネアの「誘惑」は、町の人を仲間に出来るフィールドコマンドだが、前作と少し趣向が変わり、仲間になった人はアグネアが躍った時に、楽器を演奏してセッションをしてくれるようになるのだ。セッションには戦闘中に役立つ効果が発生するので、様々な人を誘惑するのが良いだろう。
今作は、それぞれの職業に沿ったフィールドコマンドにしたいという狙いがあったようで、このあたりの進化も見逃せないポイントだ。
最後は新要素「底力」についてだ。
「オクトパストラベラー」の戦闘は、弱点武器で攻撃して敵をブレイクして、ブーストして攻撃するのが基本的な動きだ。アビリティやアイテムなど様々な戦法はあれど、この流れは変わらないが、今作では新たに「底力」という要素が追加された。
「底力」は各主人公ごとに実装されており、例えば「ヒカリ」であれば「陰の力」と呼ばれ、 特別な技を3種類使えるようになったり、商人の「パルテティオ」はBPがMAXになる底力が使える。底力の使用条件などは明かされていないが、戦闘に大いに役立つのは間違いないだろう。
その他にも装備している武器によってグラフィックが変わったり、戦闘中の主人公達の掛け合いなど細かい演出も嬉しいところだ。またゲームスピードを2倍にするシステムも追加された。
以上が現在判明している「オクトパストラベラー2」の最新情報まとめだ。
前作の正統進化といった感じで非常に期待出来るが、前作をプレイしていなくても全く問題ないとのことなので、安心してほしい。
下にTGS2022で配信された動画のリンクを張り付けておくので、気になる人はぜひそちらもチェックしてみてほしい。一番見てほしい所は、「オクトパストラベラー」の特徴の1つであるバトルBGMがシームレスに変わる箇所だ。これは通常BGMからボスバトルBGMに変わる時に、シームレスに切り替わるという前作にもあった方法なのだが、今作ももちろん盛り込まれている。
TGS2022の配信内でも「オクトパストラベラー2」のBGMが聞けるのでぜひ聞いてほしい。めちゃくちゃカッコイイので必聴だ。
↓TGS2022公式生放送(最初から)
↓バトルシームレスの紹介
というわけで今後も「オクトパストラベラー2」の最新情報をこのブログで追っていくつもりだ。体験版の配信も期待したいところなので、こまめにチェックしていこうと思う。
商品名:オクトパストラベラーⅡ / OCTOPATH TRAVELER Ⅱ リリース日: 2023年2月24日 対応ハード:Nintendo Switch、PS4、PS5、Steam 価格:7800円(税込) パッケージ/ダウンロード ジャンル:アクションロールプレイングゲーム CERO:不明 開発元:アクワイア & SQEX浅野チーム
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