Vジャンプ(2024年9月号) 付属カードについてくるEM新規カード「EMスカイ・マジシャン・ガール」の実装が発表された。
EM(エンタメイト)は「遊戯王ARC-V」の主人公、榊遊矢が使用するテーマ。長きに渡り新規テーマが実装されている。すでに「EMスカイ・マジシャン」というカードが存在するため、名前やステータスから察するに、「ブラックマジシャン」から見た「ブラックマジシャンガール」に当たるといった所だろう。
直近だと類似テーマのEm(エンタメイジ)の方で新規カードや制限緩和があった事でも話題となったが、このカードがどんなカードなのか。早速効果を見ていこう。
EMスカイ・マジシャン・ガール
効果モンスター
星5/風属性/魔法使い族/攻2000/守1500
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに永続魔法カードが存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが手札から特殊召喚した場合に発動できる。
デッキからレベル4以下の魔法使い族・光属性モンスター1体を墓地へ送る。
(3):表側表示のこのカードがフィールドから離れた場合、
フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
永続魔法が場にある時特殊召喚出来る
EMスカイ・マジシャン・ガールは上級モンスターなので、モンスターが1体リリースする必要があるが、永続魔法が場にあると手札から特殊召喚が出来る。永続魔法と言うと、魔法カード以外にも、「千年・ミレニアム」「スネークアイ」「宝玉獣」などでもモンスターを永続魔法化するので、簡易的な特殊召喚が出来る。②以降の効果もEMに限らず汎用的な使い方が出来るので、上記のテーマ以外にも出張採用が出来そうだ。
光属性魔法使い族を墓地落とし
召喚・特殊召喚時、デッキからレベル4以下の光属性・魔法使い族を墓地に落とす効果。対象はEMに限った効果ではないので、様々なカードを墓地に落とすことが出来る。
墓地に落ちたときに蘇生出来るモンスターだと「Emトリック・クラウン」や「妖精伝姫-シラユキ」や、墓地から発動効果だと「EM五虹の魔術師」が挙げられるるが、「神聖魔皇后セレーネ」をリンク召喚出来れば、任意のモンスターを蘇生出来るため、様々な使い方が出来そうだ。このカードの①の効果やペンデュラム効果などでないと②の効果は発動しない点は注意だ。
魔法・罠カードの破壊
このカードがフィールドから離れたとき、フィールドの魔法・罠カードを1枚破壊出来る。リンクなどの素材にした時でも効果が発動するため条件は緩い。「魔術師の再演」を使えば、このカードを特殊召喚出来、そのまま墓地肥やし。魔術師の再演の効果で墓地に落とした魔法使い族モンスターを蘇生出来るため、シナジーがある。同テーマカードの「EMスカイ・ピューピル」であれば、フィールドのスカイマジシャンガールをフリーチェーンで手札に戻せるので、そのままバック破壊を狙える。仮に「魔術師の再演」があれば、破壊して「魔術師」永続魔法カードをサーチといった流れも作れる。
総括
EMのテーマモンスターではあるものの、その効果は汎用的であり永続魔法を扱うテーマやペンデュラムテーマであれば、出張採用を検討することが出来るだろう。EMにはサーチカードも豊富であるため、同テーマ内では採用もしやすい。また、コンボ性が高そうな効果であるため、今後研究が進めばいろんな使い方出てくる可能性を感じるカードであるので、1枚確保しておいてもよさそうだ。
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