【遊戯王OCG】悲運の「マテリアクトル」新規カード及び展開を解説

遊戯王OCG

2024年10月26日発売予定の新パック「SUPREME DARKNESS(スプリーム・ダークネス)」にて、「マテリアクトル」テーマの新規カードの収録が発表された。

 

「マテリアクトル」とは「WORLD PREMIERE PACK 2021」でカテゴリ化されたカード群で、現状3枚しかカードがなく、テーマと呼ぶにはあまりにも貧弱ではあったが、今回の新パックで念願(?)の新規カードが5枚実装されることになった。ランク3モンスターを主体とし、エクシーズ素材を手札に加えるという独自な戦法を持っているものの、実用性はかなり低いテーマだったのだが、新規カードによって戦術として組み込めるようになったのは朗報だ。

とは言えマイナーなテーマではあるので、今回は既存の「マテリアクトル」カードの解説も含めて、新規カードや相性の良いカードについて、解説していこうと思う。

 

既存「マテリアクトル」カードの解説

まず既存の「マテリアクトル」カードについてだ。メインモンスター、エクシーズモンスター、通常魔法の3枚となる。前提として「マテリアクトル」カードはレベル3通常モンスターに関する効果を持っているため、メインデッキにレベル3通常モンスターを採用する必要がある。

 

マテリアクトル・ギガドラ

レベル3 闇属性
ドラゴン族/効果 ATK/1000 DEF/1000
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分はXモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
②:手札を1枚捨てて発動できる。手札・デッキからレベル3の通常モンスター1体を特殊召喚する。通常モンスターを捨てて発動した場合、特殊召喚するモンスターを「マテリアクトル」モンスター1体にできる。

レベル3ドラゴン族・闇属性の効果モンスターで、レベル3通常モンスターまたは「マテリアクトル」モンスターのリクルート効果を持つ。

①の効果はエクシーズモンスターしかEXデッキから特殊召喚出来なくなる制約効果。ただし、このモンスターがいる時のみの効果であり、エクシーズモンスターにしてしまえば制約はなくなるので問題無い。このモンスターに限らず、同様の制約モンスターは相手に送り付けることで、相手の展開の妨害にも使えるので狙って見ても面白いだろう。

②の効果はレベル3通常モンスターをリクルートする効果。通常モンスターを捨てた場合は「マテリアクトル」モンスターを選べるが、実装当時はこのカードしかメインデッキに採用出来る「マテリアクトル」モンスターは存在しなかったためほぼ意味のない効果であった。今回の新規カードで遂に意味のある効果となったのである。長かった。
後述するが、「マテリアクトル・ゼプトウィング」をリクルート対象にすれば、さらに展開を伸ばすことが出来るため、このカードを展開に組み込む意味も見いだせるようになった。
現状ではこのカードと特殊召喚した通常モンスターでレベル3エクシーズモンスターを出す事になるので、一応初動という事になる。

マテリアクトル・ギガヴォロス

ランク3 闇属性
ドラゴン族/エクシーズ/効果 ATK/500 DEF/500
レベル3モンスター×2体以上
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードの攻撃力・守備力は自分の手札の数×500アップする。
②:このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。デッキから「マテリアクトル」モンスター1体を選び、このカードの下に重ねてX素材とする。
③:相手のメインフェイズ及びバトルフェイズに発動できる。このカードがX素材としているカード1枚を持ち主の手札に加える。

ランク3ドラゴン族・闇属性モンスターで、かつては唯一の「マテリアクトル」エクシーズモンスターだった。ステータス上昇、X素材の追加効果、X素材の回収効果を持つ。特に召喚条件に縛りは無いが、「マテリアクトル」カードに関する効果を持っているため、「マテリアクトル」テーマでエクシーズ召喚する事になるだろう。

①の効果は手札の数だけ攻撃力・守備力をアップする効果。このカードはX素材を手札に戻す効果を持っているため手札を増やしやすいが、素の攻撃力が低すぎるので、このカード単独では心もとない。

②の効果はデッキの「マテリアクトル」モンスターを自身のX素材にする効果。当時は「マテリアクトル・ギガドラ」しか対象が無かったため、必然的に「ギガドラ」を素材にすることになりあまり使える効果ではなかった。しかし、今回「マテリアクトル」モンスターのカードプールが増えたことで、②→③と効果を使い実質的なサーチが出来るようになった。

③の効果は自身のX素材を手札に回収する効果。相手フェイズ限定ではあるものの、②で素材とした「マテリアクトル」モンスターカードを回収し、次のターンを準備を進めることが出来る。また回収するカードは素材であれば何でも良い為、他カードで素材化してしまえば好きなカードを回収する事が出来る。

この「エクシーズ素材を手札に回収する効果」が初めて実装されたカードであったため、そういった意味では実装当時から独自の戦い方が出来たカードと言える(戦えるとは言っていない)。

 

原質の円環炉(マテリアクトル・アニュラス)

通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分フィールドのX素材を1つ取り除く。取り除いたX素材が自分の墓地へ送られた場合、さらにそのカードを自分フィールドにセットできる。

当時は「マテリアクトル」唯一の魔法カード。だが「マテリアクトル」魔法カードをサーチする効果もなく、効果も「マテリアクトル」に関する効果ではない汎用的な効果だったため、テーマカードと言えるかは微妙なライン。

①の効果はエクシーズ素材をセット出来る効果。通常であればエクシーズ素材はモンスターであるため、モンスターを裏側表示でセットするが、そうなると各種召喚方法の素材に使いにくいというデメリットが発生する。魔法や罠カードをエクシーズ素材に出来れば、セットし使う事も可能だが、当時の「マテリアクトル」にそのような効果はない為、他テーマで活用するしか活かす方法はなく扱いづらさが目立つカードである。

 

新規「マテリアクトル」カードの解説

上記で説明した通り、一応テーマカテゴリ化はしており、効果も非常に珍しいものを持っているが、如何せんこのテーマで戦えるかと言うとはっきり言って無理であり、カード枚数の少なさもあり長らくホコリを被っていた。

そんな不遇のテーマが新規カードでどう生まれ変わったのか、早速効果を見ていこう。実装されたカードは、メインデッキモンスターカードが2枚、EXデッキモンスターカードが1枚、魔法カードが1枚、罠カードが1枚の、計5枚だ。

 

マテリアクトル・エクサレプト

レベル3 水属性
ドラゴン族/効果 ATK/1500 DEF/1500
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:手札のこのカードを相手に見せ、手札から他のカード1枚を捨てて発動できる。捨てたカード以外のレベル3通常モンスター1体を自分のデッキ・墓地から手札に加える。その後、このカードを守備表示で特殊召喚できる。
②:自分・相手ターンに、このカードを手札から捨て、自分フィールドのランク3のXモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで1500アップする。

レベル3ドラゴン族・水属性のモンスターで、通常モンスターのサーチ、自身の特殊召喚、対象の攻撃力アップ効果を持つ。召喚権を使わずに自身を特殊召喚出来る為、初動として機能する。デッキにもよるが3枚採用して問題ないだろう。

①の効果はレベル3通常モンスターのサーチ及び自身を手札から特殊召喚する効果。召喚権を使わずにレベル3モンスターを場に出せるが、デッキまたは墓地に通常モンスターがいないと効果が使えないため、通常モンスターをデッキに採用する必要がある。サーチした通常モンスターを通常召喚すればランク3モンスターや、チューナーモンスターをサーチすれば、レベル6のシンクロモンスターを出すことも出来る。「マテリアクトル・ギガドラ」が手札にいれば「マテリアクトル」モンスターのリクルート効果に繋がるため相性が良い。

②の効果はランク3モンスター限定で攻撃力を1500アップする効果。1500アップと中々の上昇数値があり、複数回攻撃できる「亜種羅王」や、直接攻撃が出来る「No.47 ナイトメア・シャーク」とは相性が良い。

ちなみに最近遊戯王を始めて手元にレベル3通常モンスターがいない人は、同パックに「運否の天賦羅-EBI」が収録されているので、そちらを採用するといいだろう。通常ペンデュラムモンスターは、破壊や素材となった場合はEXデッキに置かれるが、エクシーズ素材として使用した場合は墓地に送られるため、問題無く使用できる点と、P効果でPスケールから特殊召喚する効果も持っているため一応シナジーがある(ただしコイントスが裏側の場合、破壊されEXデッキにいってしまい再利用が出来なくなるので、P効果は使わない方が無難)

 

マテリアクトル・ゼプトウィング

レベル3 炎属性
ドラゴン族/効果 ATK/ 0 DEF/ 0
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに「マテリアクトル」カードが存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードが召喚・特殊召喚・リバースした場合に発動できる。デッキから「マテリアクトル・ゼプトウィング」以外の「マテリアクトル」カード1枚を手札に加える。その後、自分の墓地からレベル3通常モンスター1体を手札に加えるか特殊召喚できる。

レベル3ドラゴン族・炎属性のモンスターで、自身を特殊召喚、「マテリアクトル」カードのサーチ、通常モンスターのサルベージまたは蘇生効果を持つ。

①は自分フィールドに「マテリアクトル」カードが存在する時、手札から特殊召喚する効果。モンスターカードでなくても特殊召喚可能なので、条件は緩い。

②の効果は「マテリアクトル」のサーチ効果及び墓地のレベル3通常モンスターのサルベージまたは蘇生効果。マテリアクトル・ギガドラ」や「マテリアクトル・エクサレプト」はレベル3通常モンスターに関する効果を持っているため、墓地にレベル3通常モンスターがいるケースは多いだろう。サーチ効果は強力だが、初動で引いてしまった場合は、その効果を最大限活かすことが出来なくなってしまうため、採用枚数はよく考えたい。

  

マテリアクトル・エクサガルド

ランク3 水属性
ドラゴン族/エクシーズ/効果 ATK/2000 DEF/2000
レベル3モンスター×2体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。デッキから、「マテリアクトル」モンスター1体を特殊召喚するか「マテリアクトル」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
②:相手がモンスターを召喚・特殊召喚した場合に発動できる。このカードがX素材としている、「マテリアクトル」カードを含むカードを2枚まで手札に加える。自分の墓地に通常モンスターが存在する場合、さらにフィールドのカード1枚を手札に戻す事ができる。

ランク3のドラゴン族・闇属性のエクシーズモンスターで、「マテリアクトル」モンスターのリクルートまたは魔法・罠カードのサーチ、X素材の回収、バウンス効果を持つ。「マテリアクトル」テーマの展開補助や相手の妨害効果を持っているため、まずはこのモンスターのエクシーズ召喚を目指したい。召喚条件は特に無いが、②の効果を使用するためにはX素材に「マテリアクトル」カードが必要なため、必然的に「マテリアクトル」モンスターを使う必要がある。

①の効果は「マテリアクトル」モンスターのリクルートまたは「マテリアクトル」魔法・罠カードのサーチ効果「マテリアクトル・ゼプトウィング」をリクルートすれば、更にサーチ効果が使える為、基本は「ゼプトウィング」をリクルートした方が良い。
「マテリアクトル・エクサレプト」初動の場合、「エクサレプト」と通常モンスターで「マテリアクトル・エクサガルド」をエクシーズ召喚し、①の効果で通常モンスターを墓地に送れば、「マテリアクトル・ゼプトウィング」の②の効果で墓地のレベル3通常モンスターを蘇生してさらに展開を伸ばすことが出来る。

②の効果は自身のエクシーズ素材を手札に回収する効果と、フィールドのカードをバウンスする効果。「マテリアクトル」カードが必須になるが、上記の通り「マテリアクトル・エクサレプト」初動の場合は問題なし。さらに墓地にレベル3通常モンスターも存在するケースも多い為バウンス効果も狙いやすい。回収するカードの1枚は「マテリアクトル」以外でも良い為、後述する原質の炉心溶融の効果で他カードをエクシーズ素材に出来れば、「マテリアクトル」以外のカードを手札に回収する事が出来る。

 

原質の炉心溶融(マテリアクトル・メルトダウン)

永続魔法
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに発動できる。自分のデッキの上からカードを6枚めくり、その中から「マテリアクトル」カード1枚を選んで手札に加える事ができる。残りを好きな順番でデッキの上に戻す。その後、自分フィールドのランク3のXモンスターがX素材としているカード1枚を手札に加える事ができる。
②:自分のXモンスターが効果を発動した場合に発動できる。自分のデッキの一番上のカードを自分フィールドの「マテリアクトル」Xモンスター1体のX素材とする。

「マテリアクトル」テーマの永続魔法カードで、「マテリアクトル」を手札に加える効果、X素材を手札に加える効果、デッキトップをX素材にする効果を持つ。

①の効果はデッキトップを6枚めくり「マテリアクトル」カードを手札に加える効果と、ランク3エクシーズモンスターのエクシーズ素材を手札に加える効果。金満で謙虚な壺」のように擬似的に「マテリアクトル」カードをサーチすることが出来る。永続魔法のため、毎ターン効果が使えるのは非常に優秀だ。さらにランク3エクシーズモンスターのエクシーズ素材を手札に加えることが出来るため、回収するカードによっては、さらに展開を伸ばしたり次ターン以降の準備も行える。

②の効果はデッキトップのカードを「マテリアクトル」エクシーズモンスターの素材にする効果。①の効果でデッキトップを操作すれば、任意のカードを素材にすることが出来る。ちなみに発動条件は「マテリアクトル」エクシーズモンスター以外でもよい。というより「マテリアクトル」エクシーズのサーチ効果やリクルート効果を使うと、操作したデッキトップが変わってしまうため、他のカードで効果を発動したい。
マテリアクトル・ギガヴォロス」の素材にすれば、相手ターンにエクシーズ素材となったカードを回収といった動きも可能だ。

 

原質の臨界超過(マテリアクトル・クリティカル)

カウンター罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時に発動できる。自分フィールドの「マテリアクトル」XモンスターがX素材としている自分のカード1枚を手札に加え、その発動を無効にする。その後、手札に加えたカードの種類によって以下の効果を適用する。
●モンスター:自分の手札を1枚選んでデッキの一番下に戻す。
●魔法:自分フィールドの「マテリアクトル」Xモンスターの攻撃力は1000アップする。
●罠:この効果で手札に加えたカードを自分フィールドにセットできる。

「マテリアクトル」テーマのカウンター罠カードで、発動無効効果、X素材の手札回収、手札に回収したカードによる効果の適用が出来る。汎用的な妨害カードであり、素材の回収効果もあるため非常に使い勝手が良い。

①の効果はモンスター効果・魔法・罠カードの発動を無効にする効果。「マテリアクトル」エクシーズモンスターの素材を回収する必要があるが、汎用的に使えるため、各種「マテリアクトル・エクサガルド」「マテリアクトル・ゼプトウィング」のサーチ先はこのカードを選びたい。

回収したカードの種類のよってその後の効果が変わってくる。モンスターカードだった場合は手札を1枚デッキボトムに戻すためハンドアドバンテージはプラスマイナス0。魔法カードの場合は「マテリアクトル」エクシーズモンスターの攻撃力アップ(永続)のため使い勝手は良い。罠カードの場合はそのカードをセット出来る為特に問題はないだろう。
効果が強力な分、なるべくディスアドバンテージを回避するために、エクシーズ素材の調整が行えると良い。

 

相性の良いテーマ・カード

「マテリアクトル」は「レベル3通常モンスター」「ランク3エクシーズ」を多用するカードであり、「マテリアクトル」単独で動かすテーマではないため、これらのカードと相性の良いテーマやカードを採用するのが無難だろう。

レスキューヘッジホッグ」は通常モンスターと効果モンスターをそれぞれリクルート出来る。ただし種族・属性・レベルが同じ無くてはならず、「マテリアクトル」モンスターにマッチする通常モンスターは「ハウンド・ドラゴン(レベル3・ドラゴン族・闇属性)」しかいないので注意。

Version 1.0.0

 

フィールドに出すレベル3モンスターを「ジェネクス・コントローラー」などのチューナーモンスターすれば、「ドロドロゴン」のシンクロ召喚が行える。「マテリアクトル」モンスターはドラゴン族モンスターのため、このカードと融合素材にすることで「超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ」の融合召喚が行える。ただし、相手モンスターの破壊破壊は使えなくなる。

 

後は、通常モンスターを採用するため「原石」と組み合わせてみたり、ランク3を多数展開する「ゴブリンライダー」も相性が良さそうだ。ランク3テーマは「SRベイゴマックス」や「M.X-セイバー インヴォーカー」の緩和もありかなり追い風となっているので、出張カードとして「マテリアクトル」を採用しても面白そうだ。

 

展開ルート

新規カードで様々な動きが出来るようになったが、ここでは「マテリアクトル」基本的な展開ルートについて解説しておく。

 

展開ルート①「マテリアクトル」を使っての基本ルート

初動:「マテリアクトル・エクサレプト」+手札コスト1枚

「マテリアクトル・エクサレプト」の①の効果でレベル3通常モンスターをサーチし自身を特殊召喚。
・手札の通常モンスターを召喚。
「マテリアクトル・エクサレプト」と通常モンスターで「マテリアクトル・エクサガルド」をエクシーズ召喚。
「マテリアクトル・エクサガルド」の①の効果で、エクシーズ素材の通常モンスターを墓地に送り「マテリアクトル・ゼプトウィング」をリクルート。
「マテリアクトル・ゼプトウィング」の②の効果で「原質の臨界超過」をサーチし、墓地の通常モンスターを蘇生。
「マテリアクトル・ゼプトウィング」と通常モンスターでランク3モンスターをエクシーズ召喚。
・ランク3モンスターの効果で通常モンスターを墓地に落としておく。

盤面
「マテリアクトル・エクサガルド」「原質の臨界超過」ランク3モンスター

最終妨害
・相手モンスターの召喚・特殊召喚時に「マテリアクトル・エクサガルド」の②の効果でエクシーズ素材の「マテリアクトル・エクサレプト」の回収及びバウンス効果
「原質の臨界超過」の効果で「マテリアクトル・エクサガルド」のエクシーズ素材「マテリアクトル・エクサレプト」を回収しつつ、モンスター効果・魔法・罠カードの発動を無効。その後手札を1枚デッキボトムに戻す
※上記のルートの場合、「マテリアクトル・エクサガルド」が1つしかないため、「マテリアクトル・エクサガルド」「原質の臨界超過」どちらかの妨害しか使えなくなる。両方使いたい場合は、呼び出るランク3モンスターを「マテリアクトル・ギガヴォロス」にしよう。
「マテリアクトル・エクサレプト」の効果でフィールドのランク3エクシーズモンスターの攻撃力を1500アップ

 

「マテリアクトル」単体で考えてしまうと、「手札1枚+召喚権消費で汎用妨害1回」と、「マテリアクトル」単体での出張性能ではいまいちなのは否めない。そこで、組み合わせた「メインテーマ」のレベル3モンスターと組み合わせながら展開していった方が無駄なく効果が使えるだろう。

 

展開ルート②「召喚権」を「メインテーマ」モンスターに使って展開

初動:「マテリアクトル・エクサレプト」+「メインテーマ」のレベル3モンスター+手札コスト1枚

「マテリアクトル・エクサレプト」の①の効果でレベル3通常モンスターをサーチし自身を特殊召喚。
・「メインテーマ」のレベル3モンスターを通常召喚。
「マテリアクトル・エクサレプト」とレベル3モンスターで「マテリアクトル・エクサガルド」をエクシーズ召喚。
「マテリアクトル・エクサガルド」の①の効果でマテリアクトル・ギガドラをリクルート。
マテリアクトル・ギガドラの②の効果で手札の通常モンスターを墓地に送り「マテリアクトル・ゼプトウィング」をリクルート。
「マテリアクトル・ゼプトウィング」の②の効果で「原質の臨界超過」をサーチし、墓地の通常モンスターを蘇生。
マテリアクトル・ギガドラと通常モンスターで「メインテーマ」のランク3モンスターをエクシーズ召喚。
・ランク3モンスターの効果で通常モンスターを墓地に落としておく。

盤面
「マテリアクトル・エクサガルド」「原質の臨界超過」「メインテーマ」のランク3モンスター「マテリアクトル・ゼプトウィング」

展開ルート①と比較して、妨害数は変わらないが、盤面にレベル3モンスターが1体多いため、手札次第では更に展開が可能になる。初動カードによって展開ルートを変えてみてもいいだろう。

 

総評

今回の新規カードによって、「マテリアクトル」は「エクシーズ素材に手札に戻す」という特徴を活かしつつ独自の戦術を組むことが可能となった。後は相性の良いランク3主体のテーマなど他テーマとどう組み合わせていくかが重要となる。出張性能として「マテリアクトル」を採用するか、「マテリアクトル」カードを多めに採用し独自の戦法を築くかなど、プレイヤーの好みに応じてデッキビルドが出来るようになったのは、非常に面白い。

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